3話 スキル鑑定
見ずらい気がするので改行させてもらいました
俺たちは王と王女、周りにいた騎士3名(うち一名だけ威厳が違いすぎるけど)に連れられ、大聖堂の様なところに連れていかれた。めちゃめちゃ神秘的だ。でもなぜだろう少し違和感を感じる。。
そんなことを思いながら歩を進めるとローブを纏っている白髭のおじいさんが中央に立っていた。「ホホ、ようこそお待ちしておりましたぞ異世界の者たちよ。」流石に城の中だ情報が早い。
「彼は王宮の魔術師でもあり、世界で唯一スキル鑑定を任されているシレン・ローガス殿だ」
「ホホ、わざわざ自己紹介せんでもわしがしたというのに。相変わらずせっかちやの、キュース殿」そういうとキュースという者は頭を下げ定位置に戻った。どうやら彼はそこそこお偉い人のようだ。
「まあ、立ち話もなんだし早速、スキル鑑定をしようかの」
そうして俺たちは一人ずつシレンのもとに行き鑑定をしてもらった。
「鑑定後は誰でも初歩的な加護を得ることができいつでも自分のスキル、ステータス、ジョブを確認することができるぞ、この鑑定をすることで本当の意味でこちらの世界に来たことになるのだぞ」(そーいうのって異世界来た瞬間に見えるものじゃないのか)少しめんどくさいシステムだな。
シレンは赤髪の子を指さした。
「最初は俺かぁ~、楽しみだぜ」
最初は真野か。あいつのスキルはくそ雑魚職とかにならないかな。。
「ホホ出たぞ、お主は大剣術スキルを持つ剛剣士だ。剣以外のことを極めるのは難しいと思うが剣を振らせれば相当の強さになると思うぞ。ただ、スキルに頼ってばかりでは体の精度が落ち、技のキレもなくなる。日々鍛え精進せい」
(なんともあいつらしいスキルだ。怒らせたら本当に殺されかねない)
「へぇ、なかなかいいじゃねーか、おっさんこのスキルはレベルが上がると強くなるのか」
「もちろん、敵を倒し続けスキルを使えば使うほどスキル、そして自分自身もレベルが上がるぞ。ただお主のスキル、ジョブは稀じゃ。元々剣を極めたものがようやく得られるものじゃ。くれぐれも扱いには気を付けるようにな」そういうシステムなのね。
その後続々とクラスメイト達はスキル、ジョブを鑑定してもらっていった。あるものは殺龍スキルのドラゴンスレイヤーという完ぺきな組み合わせ。あるものは付与魔法スキルの商人など、多種多様なスキル、ジョブが決まっていった。
それに、騎士を黙らせるレベルのステータス保持を持っているものが大半。基本こちらの世界の平均ステータスは「800~1000」。騎士団長クラスや、凄腕の冒険者になると「2000~4000」。そして今までの最高ステータスが「15000」の勇者みたいなのだが、
俺たちは平均「3000~5000」。これはまだレベルを上げてないのにこのステータスは異常だと誰が見ても分かった。特にドラゴンスレイヤーの彼、名前は「日比谷俊」元々そんなかかわりがなくどんな奴かわからないがステータス「6500」と異常だなと思った。
その時、中央から歓喜の声が。見ると明日美さんが鑑定されているみたい。そしてスキル賢者、ジョブ賢者の文字が。「賢者は前勇者と共に魔王を討伐した者の一人です。」王女がそう答える
あの明日美さんが賢者?なんだか自分の事のように誇らしかった。平均ステータスは「7000」。特に魔力がすさまじい。凄いなと思っているとそれを上回る声が、、なにかと思うとそこには竜馬が居た。ジョブは勇者、スキル勇者という。まじか本当にいたよ勇者。
平均ステータスは「12000」という異常なステータスだ。王女は泣いて喜んでるし、羨ましぃ。やっぱどこでも必要とされるのだなと感じた。その歓喜の中次は俺だと意気込んで向かった。そして頭に手を置かれ鑑定される(さあ、俺にも最高のスキルよ来い!!)そう思っているとひどい頭痛に襲われた。(なんだこれ、痛い)そう思っていると鑑定が終わり俺はシレンの顔を覗き込んだ。そうするとシレンは俺を恐れたような目で見てきた。俺は何だと思い結果を聞くと、「この者は、スキル不明、ジョブ不明だ」その一言で俺は固まってしまった
遅くなりすみません。今回の話は少し長くなってしまいました。。スキルだけじゃあかんなと思い急遽ジョブを付け足しました。。まだ未熟だなと痛感しました。。。