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転移したのに人間じゃない!?  作者: 逢夢
変異の形
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第3話 変移の形 新しい自分

新章スタートになります!

「おかしいだろ!いろいろ!!」


待て待て、ここに写っているのは誰だ?

そう問いかけたが、返ってくるのはせせらぎの安らかな音のみ。


「イケメンね〜、この世界でもイケメンは人気なのかな?」

それならそれで、今までとは違う出会いがあるかもなと思った。


お気づきかもしれないがこの男は

起きたことに対しては、あれこれ悩むよりも受け入れてそれを選択肢の一つとして生かそうとする男である。


そして、次に受け入れたのが


「グルゥ」


今まで平原だった場所に小さな山ができたように見えた。

その山はこちらに向かってきている。

どんどん、近くなりその正体が見えてきた


「イノシシ」


大きなイノシシでスライムのような形の大きな鼻と大きな牙が特徴の

スタンプボアという魔獣。

鼻をヒクヒクさせて、こちらに突っ込んできた。


その瞬間から世界のスピードが遅くなったと感じた。

目の前の魔獣から本来は逃げる選択肢しか持たないはずの人間が

なぜか挑む選択をした。


世界のスピードが遅くなった瞬間から

肉体に変化があった、落ちてきた時とは違う

全身を覆う鎧のような鱗が両腕のみに現れた。


しかし、身体能力は同じのようで素直に動いた

右肩を後ろに下げつつ、右腕に力を込めていく

スタンプボアが吠えながらものすごいスピード突っ込んできる

しかし、見ている映像はゆっくりと突っ込んできている。


大きな鼻を半身を動かしただけで避けて

大きな鼻で本来守られている眉間に拳を当てた。


その時、自分の腕に込めた力がすんなりと

相手の中に入るイメージを感じた。


拳がぶつかり、力が全てスタンプボアに流れ切ったと同時に

腕を引き、引いた力で一回転をして体勢を整えながら

スタンプボアの突進を見送った。


先ほどの突進のスピードを少し落として

ヨチヨチと歩く状態までになり

その場に止まり、横に倒れた。


こんなことをすんなりと出来たが心臓はバクバクしていた。


「なんで、こんな動きが出来るんだ?」

『それは、わっしの記憶を持つからじゃ。』

「そうか、だから〜……………って誰だ!!」


振り返って誰もいない。

俺は今誰かと喋ったのに、誰もいない。

でも、記憶といった瞬間になんとかくイメージがついた。

「記憶を見たのは、あの赤い塊、いやあの紅い竜の記憶しかいないから、あいつなんだろうな

 でも、一人称が「わっし」ってなんで??


その答えに返事はなかった。


1日おきのペースでアップさせて頂きます。

次回は6月9日になります。


「面白かった!」「続きがきになる」と思って頂けたら

評価やブックマークをして頂けると、すごく嬉しいです!!


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