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神々との契約と運命の歯車!!★孤独な英雄王…★  作者: みけ猫 ミイミ
第2章〜冒険の果て

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79話〜ジルフォード再び目撃される{★}

ユリィナ達は街路を歩いていた。するとビスカはジルフォードが城の方へと歩いているのを目撃し……。

 ここはシャインスプラウトの城下街。


 この街には、約数百万もの人がいて平和に暮らしている。


 そしてその人々の中には、この国でしか学ぶことができない錬金術を求め、他の国からこの街へと移り住む者たちがいる。


 そのため錬金術で試験的につくられた物や未完成品などが、建物の至るところにあり無造作に置かれていた。



 あれからユリィナとビスカとマリアンヌとジェシカは、必要な物を揃えるため、転々と店をみて歩いていた。


 そしてユリィナ達は、装飾品の店で買い物をすませ外にでると、街並みを眺めながら話し歩いている。


「それにしても、国がちがうと。街並みや風景、建物や文化までもが。こうも、かわるのですね」


 そう言いマリアンヌは、目を輝かせながら、まわりを見渡した。


「マリアンヌ。ええ、そうね。それに、街路や城までの道だけど。シェイナルズは急な坂が多く、そのうえ道がクネクネしているから疲れる」


 そう言い立ち止まとユリィナは、通ってきた道を振りかえり、ふたたび話しだした。


「それに対し、シャインスプラウトの場合は、坂がゆるやかで歩きやすいのだけど。かなり道が複雑に入り組んでいて、これだと迷子になると思うのよね」


「確かにそうだ、ね!?」


 そう言いユリィナの方を向いたその時、遥か先の方にジルフォードの姿がみえビスカは驚いた。


 するとビスカは、ジルフォードにみつかるとまずいと思い、すかさずユリィナとマリアンヌの腕をつかみ駆けだした。


 そしてビスカはそのまま、近くの建物と建物の間にはいる。するとジェシカは、わけが分からないままユリィナ達のあとを追った。


「ビスカ。いきなり、こんなところに隠れて、どうしたの?」


「ユリィナ。ハァハァ。それがね。城の方角に、ジルフォードの姿がみえたから」


「それは大変ですわ!これは急いで、ガルド達に連絡しなければなりませんわね」


 マリアンヌはバッグの中から、通信用の水晶を取りだした。


「じゃ、私とユリィナとジェシカとで、ジルフォードがこっちにこないか様子をみてるね」


 するとビスカはユリィナとジェシカと共に、建物の隙間からのぞきジルフォードの監視をはじめる。


 そしてマリアンヌは、水晶を手にするとガルドに思念をおくった。




 一方ガルド達は、武器と防具の店で買い物をすませ店をでると、他の店に向かっていた。


 するとガルドは、ポケットの中の通信用の水晶から魔力を感じとり立ち止まる。


「おい!2人共。ちょっと待ってくれ」


 そう言われ先を歩いていたマグドとレフィカルは、どうしたのかと思い立ち止まるとガルドの方を向いた。


「ガルド、どうしたんだ?」


 マグドはそう言いながら、ガルドの方へと歩みよる。


 そして、レフィカルもガルドの側まできた。


「今、この水晶から魔力を感じた」


「それって、誰かが思念をおくってるんじゃ」


 レフィカルは、真剣な面持ちでガルドをみる。


「レフィカルの言う通りだ。もしかして、ビスカ……いや、ビスカ達の身になにかあったんじゃないだろうな!」


 そう言いマグドは、ものすごい勢いでガルドに詰めよった。


「おい、マグド!落ちつけ。それに、まだ水晶に触れてもいねぇ」


「そうか。すまないガルド。……」


 そう言いマグドは下を向きビスカのことを心配しながら、ガルドが話し終えるのを待った。


 そしてガルドは、ポケットの中の通信用の水晶に手を添えると思念をおくる。


 すると、マリアンヌの水晶と繋がった。


 “……ガルド。聞こえてますか?”


 “ああ、聞こえてる。その声は、マリアンヌか?”


 “ええ。そうですけれど。それよりも大変なの”


 “大変って。いったい、なにがあった?”


 そう聞かれマリアンヌはジルフォードが、このシャインスプラウトにきていて、城に向かっていることをガルドに伝える。


 それを聞いたガルドはその後、通信を切るとマグド達にそのことを話した。


「ガルド。そうなると、急ぎモルケノフの屋敷にもどった方がよさそうだな」


「そうだな。ジルフォードにみつかれば、面倒だしな」


「ですね。きのうのこともあるし」


 そして3人はジルフォードを警戒しながら、モルケノフの屋敷へと急ぎ向かった。




 その頃ジルフォードは、ひたすら城に向かって歩いていた。


「このシャインスプラウトに、ガルド様がおられればよいのですが」


 ジルフォードはガルドを探しながら、キョロキョロと辺りを見回している。


(ガルド様は、街におられませんでした。という事は、やはり城かモルケノフの屋敷のどちらかにおられるのでしょうか?

 まぁどの道、挨拶をしなければなりませんので、このまま城へ向かうつもりではいますがね)


 そしてジルフォードはそう思いながら、さらに急ぎ城へと向かった。


(しかしながらガルド様は何故、私をみると逃げるのでしょうか?

 そうですねぇ。今、考えていても仕方ありませんし。ガルド様に会うことができた時にでも聞くことにしましょう)

読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)


『やはり気になりますねぇ。何故ガルド様は、私から逃げるのでしょうか?』…by,ジルフォード


『……ジルフォード。それは、よく考えれば分かることだと思うよ』…by,作者


『ハァ……。( ˘•૩•˘ ).。oஇそれが考えても分からないのです。ただ、シェイナルズにきていただきたいだけなのですが』…by,ジルフォード


『……そうだね。(ー∀ー;)……(流石に言えない。それが嫌だからじゃないの。とはね)』…by,作者


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

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