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76話〜2人の追跡者

ジルフォードはガルドを捜す為、シャインスプラウトの街中を歩いていた。


セルバディスはリバーウッズの近隣の森で、この後どう動くかを考えていた。

 ここはシャインスプラウトの城下街。ガルド達7人は、あれからマルティスに前金を貰い、必要な物を買い揃えるため街に来ていた。


 買う物が違う為と大人数で歩くのは目立つと思い、ガルド、マグド、レフィカルの3人とユリィナ、ビスカ、マリアンヌ、ジェシカの4人に分かれ買い物をする事にした。



 その頃、マリアンヌに眠らされていたジルフォードは、あれからしばらくして目を覚ましガルドを捜す為、昨晩ここシャインスプラウトの城下街に来ていた。


「さて、ガルド様は何処に?」


 ジルフォードは両脇に店が立ち並ぶ街路を歩いていたが、そう言いながら立ち止まり辺りを見渡した。


(ガルド様が、ここに居られるのは間違いないはず。あのマルティスはモルケノフの部下……そうなると、やはり城の方か?……それに、ここまで来て王に挨拶もせず、この辺を勝手にウロウロしている訳にもいきませんし)


 ジルフォードはそう思い考えていた。


(……それならば挨拶に赴き、その時にでもガルド様の事をそれとなく聞いてみるのも、手かもしれませんね)


 そう思いながらジルフォードはシャインスプラウト城の方へと歩み出した。



 場所は移り、ここはリバーウッズの街の近隣の森。あれからセルバディスはジルフォードよりも早く目が覚めここに来ていた。


 そして、セルバディスはこの森で野宿をし夜を明かした。



 セルバディスは大きな木の根元に寄り掛かり考えていた。


(ふぅ、恐らくはガルド様が居られるのはシャインスプラウト城。そうなると、下手に動く事は出来ません。魔族である私が城下街をウロウロしていればただでは済まない。それに、シャインスプラウトの出入り許可書を持たない魔族なら尚更……)


 そう考えながらセルバディスは立ち上がり、視線を魔族領土エクスダールがある方へと向けた。



 過去にピースバーグの初代王と魔族の王との密約によりある条約が結ばれた。


 その1部が、ピースバーグ領土内および人間領土内や領土内の城や街などへの、王の書面による許可書を持たない魔族の出入りを禁じる。魔族領土エクスダール内に於いても、王の書面による許可書のない人間は領土内や領土内の城や街などへの出入りを禁じる。


 とあり、人間が魔族領土を自由に行き来するには、現在は、シャインスプラウト王の印を許可書に押して貰う。そして、魔族側の関所の入国の管理をしている者に提出し魔族の王の印を押して貰い、その許可書は常に所持しなければならない。


 魔族が人間の領土を自由に行き来するには、魔族の王の印を許可書に押して貰う。そして、シャインスプラウト側の関所の入国の管理をしている者に提出し、シャインスプラウトの王の印を押して貰い、その許可書は常に所持していなければならない。



(……やはり一度キリア城に戻り、オムニデス様にお願いし王の許可を得て来なければ……。後の事はそれが済みしだい考えるとするか)


 セルバディスはそう思いながら魔族領土エクスダールへと歩き出した。


(クッ、面倒だが、まだ事を起こすには早過ぎる。ガルド様をこちら側に引き入れ……。その後ならば……)

読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)


『そういえば、あの後ジルフォードとセルバディスはどうなったんだ?』…by,ガルド


『ガルドの言う通り。確かにあの2人、どうなったのかしら?』…by,マリアンヌ


『……あのねぇ2人とも、出来れば思い出さないで欲しいかも。嫌な予感しかしないんですけど……』…by,ビスカ


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

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