47話〜旅の準備と2人組
ガルド達は旅の準備をする為、街に買い物に…
ここはティールの街の宿屋…。
ガルド達はあれから朝食を済ませた後、ルミネアとゴルギアスから旅の資金を貰い、ルポアール亭を後にしていた。
ガルドは地図と聖剣のありかを記した書物を拡げた。
「んー…聖剣がある所まではかなり距離があるみてぇだが……。」
「確かにな…そうなると…長旅になりそうだな……。」
「…長旅かぁ…そうなると…装備とかアイテムとか新たに買い揃えないと……。」
「ユリィナ…そうだね……私も何か買い揃えておこうかな〜……。」
「私も何か買わないと…ほとんど揃っていませんので……。」
「それじゃ…買い物が済んだら…直ぐにこの街を出た方がいいだろうな……マグドの事もあるしな……。」
「ああ…そうだな……買い物に行くなら俺は帽子をかぶって行った方がいいだろうな…。」
マグドは軽く顔が隠せるぐらいの帽子を被った。
「それはいいけど…マグド…名前そのままで大丈夫かな?…いつかバレると思うけど…。」
「ビスカ…確かにな……うむ…何か良い名前はないものか……。」
「グドルフはどうかな……。」
「なるほど…その名前なら良いかもしれんな…。」
「確かに…オマウグ=ジドよりましかもね…。」
「ユリィナ…そうなのか?…俺は結構気に入ってたんだが……。」
マグドがそう言った為、ガルド達は何も言えなくなった。
そしてガルド達は旅支度を整える為、街の各店に向かったのだった…。
その頃…街の中をジェシカとレフィカルは、ルポアール亭で起きた事を聞きつけ、もしやと思いルポアール亭に行くが、あまり収穫を得られず街をブラブラと歩いていた。
「ジェシカどうする……このまま宛もなく街をブラブラしていても…どうしようもないと思うんだけど…。」
「確かにそうね…んー…名前がガルド以外分からないんじゃ…どう探せばいいのかな……ルポアール亭に行っても…ガルドが関わってなかったのか…何の収穫も得られなかったし…。」
ジェシカとレフィカルがそう言いながら話をしていると、武器屋の中からガルド達が出てきた。
「…んー…武器と防具類はこれでいいとして…あとはアイテムと簡易食料を買っておかねぇとな…。」
「ねぇ…ガルド……私は帽子を買いたいんだけど……。」
「帽子って…さっき買わなかったのか?」
「あー…うん…欲しいのがなかったから……装飾店の方が多分私の欲しい帽子が有ると思うんだけど…。」
「んー…帽子か…確かに…装飾店の方がお洒落な帽子とかはあるかもね……。」
「そうね…私もお洒落な帽子見てみたいですわ…。」
「…確かに…女性ならお洒落な帽子の方が良いだろうな…。」
「そうなのか…んー…そうだな……じゃ…行くか…。」
ガルド達は装飾店に向かった。
ジェシカとレフィカルはガルド達の話を聞いていた。
「ジェシカ…アイツの名前…ガルドって言ってたよな…。」
「うん…そうみたいね……でも、名前が同じだけかもしれないし…。」
「確かに……でもな…宛もなく探すよりは…あたってみるのもいいと思うんだけどな…。」
「んー…そうねぇ……後を着けて…少しの間様子を見る方が良いかもね…。」
ジェシカとレフィカルは、少しの間ガルド達を尾行し様子をみる事にしたのだった…。
読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)
ジェシカとレフィカルはガルド達を尾行する事に…さて…その後どうなるのかな?
では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)







