表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神々との契約と運命の歯車!!★孤独な英雄王…★  作者: みけ猫 ミイミ
第1章〜旅立ち…そして出会い
41/85

40話〜クロステルの本性

クロステルはルミネアに言われ本性を露わにし剣を向けた。

 ここはルポアール亭の応接室。ルミネアはマグドとクロステルのやり取りを見ていた。


 だが、そのやり取りを見ていられなくなり2人の間に割って入った。


「クロステル様にマグド王子。ここで言い合いをなさるのは構いませんが、マグド王子は良いとして、クロステル様のその発言は見過ごす訳には行きません」


 そう言うとクロステルはマグドの腕を離し、ルミネアの方を向いた。


「ルミネア。まさかお前が、この私に歯向かうとはな」


「私はそういうつもりはなかったのですが、そう聞こえたのならばそうなのでしょう。ですが、クロステル様の行動や言動は、王直属である騎士のなさる事でしょうか?」


 そう言うとルミネアはクロステルに冷たい眼差しを浴びせた。


「ルミネア。お前、何を言っているのか分かっているのか?」


「ええ、分かっているつもりです。それに、ビスカ様の事ですが、もしクロステル様が自分の欲の為に行動し、このまま強行手段に出られるのであれば、この水晶に先程の会話を録音しておきましたので、城に持参させて頂きます」


「ル、ルミネア!?クッ……。この私を脅すとはな。フッ、まあいい。ちょうどゴルギアスもまだここに来ていない。その水晶さえ壊してしまえば露見する事もない。後は黙らせればいいだけの事だ」


 そう言うとクロステルは剣を鞘から抜き、ルミネアに向けた。


「クロステル!?何をするつもりだ!今、自分が何をしているのか、分かっているのか?」


 そう言うとクロステルはルミネアを見たまま、


「王子、申し訳ないが。この事に関しては、貴方様のお言葉でも聞くつもりはありませんので、少し黙っていて欲しいのですが」


 いつもは冷静なマグドだったが、クロステルにそう言われ頭に血が上り、


「ク、クロステル。クッ、貴様ァ!よくもぉぉぉぉ〜!?」


 そう言いながら剣を抜き、クロステルに斬りかかった。


 クロステルはマグドを見ると、ルミネアに向けていた剣を向かってくるマグドの剣にすかさず向けた。


 そして、マグドの剣とクロステルの剣が交差し、力と力の押し合いになった。


「クッ、はぁはぁ。マグド王子。冷静な王子が、短時間でこうも変わるとは」


「クロステル。俺は、何も変わってなんていない。はぁはぁ、これが本当の俺だ!」


「なるほど……」


 そう言うとクロステルは、マグドを勢いよく蹴り飛ばした。


 マグドは近くの壁に激突し口から血を吐いた。


「グハァッ!はぁはぁ、ク、クロステル……。いい加減にしろ!?」


 そう言うとマグドは、壁に寄り掛かり荒い息をし、ぐったりとしていた。だが、剣を向けながら徐々に迫りくるクロステルを、マグドは睨み付けていた。


「マグド王子。もう貴方様のお世話をせずに済むと思うと清々しますよ」


 そう言うとクロステルはマグドの左胸に剣を突き刺そうとしたその時、扉が開きガルドが入って来た。


 そして、その光景を見たガルドは、瞬時に身体が動き突進しクロステルをタックルすると弾き飛ばした。


 クロステルは近くの本棚に頭からぶつかり、口と鼻から血を流し意識を失った。


 そして、ルミネアやマグド達は、ガルドのあまりの速さに、この一瞬で何が起きたのかが分からず呆然としていた。

読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)


『……あっ!こりゃ、またやり過ぎちまったみてぇだ』…by,ガルド


『いや、これでいい。だが、許せん!?あろう事か、ビ、ビスカを……クロステル覚悟は出来ているのだろうな。さて楽しみだ!お前が城に戻って来た時がな。さぁ、どんなお仕置きを用意して待っていたらいい?』…by,マグド


『……(°°;)"((;°°)』…by,クロステル


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ