表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神々との契約と運命の歯車!!★孤独な英雄王…★  作者: みけ猫 ミイミ
第1章〜旅立ち…そして出会い
32/85

31話〜正体とは

ガルドは紺のフードの男を縄で縛り、ビスカがその男のフードを取ると……。

 ここはルポアール亭。ガルドは紺のフードの男が逃げないように縄で縛った。


 ビスカが、その男のフードを取ると、その男の額には、魔族の象徴である紋様の様な痣があった。


「ちょ、ちょっと!?魔族って……。そっか、だからフードで顔を隠してたのかぁ」


「そういう事みてぇだな。ん〜、俺とビスカが狙われるって事は……」


「恐らくは、魔族側もお前を引き入れたいんだろうな」


「ん?マグド、俺を引き入れてぇって、どういう事だ?それに、何でその事をお前が知っているんだ?いったいお前は何者なんだ?」


「あっ、それはな……」


「ガルド、私の予想が当たってれば、その事については、ここで話さない方がいいかもしれないわね」


「そうだね。私は会った時から分かってたけどねぇ」


「ビスカ。俺の正体が何故分かった?」


「あっ、ここだと面倒だから、後で宿屋に戻ったら話すね」


「ああ、そうだな」


「おい!俺だけか。この状況でマグドが、何者か分からねぇのは。はぁ、まぁいい。それより、こいつどうするかだよな」


「そうだね。ん〜どうしようか?」


 そう話をしているとルミネアが入ってきて、ガルド達の方へ歩み寄ってきた。


「……これは、何があったというのですか?何故魔族がこんなところに!」


「ルミネアさんは、魔族をご存じなのですか?」


「これでも若い頃は、ギルドでバリバリやってたからねぇ。魔族だって見た事あるさ」


「そうだったのですね……」


「それにしても、店の中がメチャクチャでヒドイ有様だねぇ」


「それには色々と事情がありまして」


「ふぅ、まぁあなた達のお陰で、お客様に被害が出なかったのはなによりですが」


「あっ、これは俺の責任だ!申し訳ねぇ」


 そう言うとガルドは頭を深々と下げた。


「ん〜どう見ても、あなた達に修復費用が出せれる様には思えませんし……。そうですね、被害を最小限に食い止めて頂いた事ですし、しばらくの間、住み込みで働いて頂くという事で、どうでしようか?」


「俺はそれで構わねぇが、何をすればいいんだ?」


「そうだねぇ。この事には私も関係してるし、それでいいよ」


「ビスカ。お前、あ〜いや、何でもねぇ」


「……ガルド、あのね。はぁ、まぁいいか」


 ビスカがそう言った後、マグドとユリィナはそれに同意した。


「クスクス。あ、これは失礼しました。そうですね、まずここで働いてもらう前に、この魔族の男をどうしましょう」


 そう言うとルミネアは魔族の男を見ていた。


「やはり、街の警備兵の詰所に連れて行った方がいいと思うんだが」


「そうですね。確かにそうかもしれませんが……。狙われたのはガルドさんとビスカさんなのですよね?」


「ルミネアさん。何故、その事が分かったのですか?」


「フフ……。それは……」


 そう言おうとした時ビスカがホールの天井の四隅を順番に指を差した。


「ねぇ、ルミネアさん。このホールに入った時から、気が付いてたけど。監視用の小さな水晶を、天井の四隅に仕掛けてるよね?」


「監視用の水晶って!どういう事なの?」


「ふぅ、お店としては従業員に関しては怠けている者がいないか、お客様に対しては先程のような事などがあり得ますので、なるべく目立たないように設置していたのですが、バレてしまいましたね」


「なるほどな。それにしても、そんな便利な物があったんだな」


「クスクス、ガルド。この世界には、もっと色々な物があるのよ」


「そうなのか」


 そう話しているとルミネアはガルド達を見ると、


「そうですね。では、この魔族の男を警備兵の所に連れて行く前に、ガルドさんとビスカさんの事について、ここではなんなので応接室で詳しく話を聞かせて頂きましょうか」


 そう言うとルミネアは応接室に向かい、ガルド達は魔族の男を連れ後を追った。

読んでくれてありがとうございます(*^ω^*)


『はぁ、ルミネアさんに何を聞かれるんだろう?面倒な事じゃなきゃいいなぁ〜』…by,ビスカ


と、言う事で……


では、次話もよろしくお願いしますヽ(^o^)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ