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チビ、ナナ、隠密騎士

「チビ、また来てるのか」と言われてから



10年経った頃



「ナナ、お前をクルル王女様付きの隠密騎士に任命する」




「ナナ」とは私の事で、あの時王女様に助けて貰った際に付けて頂いた、私の中で唯一自慢できる私の名前だ。




「クルル様付き」そう言われた時の感動と大儀に全身が震えたのは今でも忘れられない。やっと、やっとスタートラインに立つことができたと思った。




この10年で、手の剣だこは血まめになり、潰れてを繰り返した結果、手袋をはめなくても頑丈な手になった。


そんな私をずっと見てきた王女様は最初こそ止めようとしたが、生き甲斐を見つけたいと何度もお願いしたら「いつでも辞めていいから!騎士でなくても、ナナは私の掛け替えのない友なのよ」と言ってくださったので、今度は心が震えた



一生ついて行きますクルル様!!




そんな、とある日、王女様は一人の男性と恋に落ちた。それはそれはお似合いな二人を見て、嬉しかった。…まぁ、少しだけクルル様を取られてしまったような気がして嫉妬してしまったのは秘密だ。


アルベール殿、クルル様を少しでも悲しませるような事があれば命の保証はないと思え。そう念を送っているのも…ここだけの秘密である。





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