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レンは眉をひそめ、低くつぶやいた。


「おかしいな…。協会の情報では、まっすぐ進んで曲がれば小さな廃鉱に出るはずだった。


こんな巨大な石門なんて聞いてないし…それに魔石すら一つも落ちていない。…まさか、俺たち迷い込んだのか?」




クロウは首を振り、きっぱり言った。


「そんなはずない。この辺りにある廃鉱は一つだけだ。きっと記録の間違いだろう。」




三人は石門の前に立ち、力を込めて押し開こうとした。


「くっ…!」「動け…!」




だが、門はびくともしない。あまりにも重すぎるのだ。


汗を流し、肩で息をしていたその時――




――ゴゴゴゴゴ……!




石門がひとりでに軋み、ゆっくりと開いていった。




「……勝手に?」


アオイが思わず声を漏らす。




三人は視線を交わし、恐怖と好奇心の狭間で頷き合うと、中へと足を踏み入れた。




その瞬間、両脇の松明が一斉に燃え上がり、まるで進むべき道を示すかのように炎が灯る。




「…誰かが俺たちを導いているみたいだな。」クロウが小声で呟く。




奥へと進むと、広大な大広間に辿り着いた。天井は高く、どこまでも続いているように見える。そこには、他の坑道から出てきた冒険者たちも集まっており、ざわめきが響き渡っていた。




「ここは一体…?」


「どうなってるんだ…?」




混乱に包まれる中――




ドオォン!!!




背後の全ての門が、一斉に閉ざされた。逃げ道は消えた。




そして広間の中央に立つ、全身を甲冑に覆われた巨大な騎士――その身長は四メートルを超えていた――が、突如として動き出した。




カチリ、と赤い光がその目に灯る。




次の瞬間、金属の唸りとともに大地が震えた。

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