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隣の芝生。  作者: 風子
8/9

第8話 緊急事態。

「・・・エーミール。うふふっ。やあね。どこ触ってんのよ?」

「・・・・・」

「まあ、キス?うふふっ。嬉しい。はいはい。続きはお部屋でね。」

「・・・・・」




(キス?キスって言った?まじか?俺だって…眠ってしまったソフィーアの髪にしかしたことないぞ!!!ど、どこ触ってんだ???続きって…続きってなんだ???)


「フランツ。離れに行く。」

「え?この時間からですかい?」

「すぐ行く。開けさせろ。」

「へいへい。」


衛兵に、屋敷と離れを隔てる門を開けさせる。

先に行ったフランツが、離れの執事と何やら話している。


寝間着にガウンのままだが、構っていられない。


「ソフィーア!!!」


ドアをノックもせずに開ける。


ソフィーアがラグマットの上に座っていた。すぐわきに、いくつかお皿の乗ったお盆。夕食を一緒に食べてた?

びっくり眼のソフィーアが俺を見上げる。


「どうしたの?アレクシス?こんな時間に?緊急事態?」

「き、緊急事態だ!!エーミールを出せ!」

「え?エーミールが?緊急事態なの?」

「・・・・・」

「まあ。変な人。エーミール、おいで。」

「・・・・・」


チッ。隠れていたのか。

姿見の影から姿を現したのは…。


・・・猫????


「まあ、エーミール、びっくりしたわよねえ。この人突然くるんだものねえ。」


真っ白のふわふわした…子猫???

座っている寝間着姿のソフィーアによじ登っている。


「やあん。くすぐったいわ。エーミール。」

「・・・え?」


「それで?緊急事態って何?」






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