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カラオケ2万曲に挑戦

カラオケ2万曲に挑戦


 <なあ~んや>を書き始めた時は<夢を持ち続ける>がテーマだった。東日本大震災を経験した直後に書き始めた。今から思えば若かった。

もう1度脚本、監督で映画を撮ろうと思っていた。前作では主題歌を作詞・作曲した。素人の友人に歌って貰った。今度は自分で歌おうと密かに練習もしている。しかし2024年3月には78歳になる。当然ながら、実現していない。もはや愚痴にしかならない。

2015年に<硬式テニス新打法>のテニス教本を出版した。素人ながら、世界のテニスを変えると意気込んでいた。ところが本が全く売れない。内容が世界に受け入れられるどころか、本の表紙自体が見て貰えないのだ。2023年2月に第2弾として<硬式テニスの極意>を出版した。しかし売れない。私はテニスに何の実績もない。それどころか、全くの素人である。当然とは言え、もう少し本屋の力が有ると思っていた。私は老体に鞭打ってコートに出る事を決意した。77才の身体が悲鳴を上げた。自分が思っていたより動かないのだ。元々、理論上の教本であり、実技指導の意思は無かったが、その線は完全に消えた。

私は<ノウテンの街>シリーズを第6部(全3巻)まで出版をした。しかし売れない。私は本がこれほど売れないものとは思っていなかった。今売れているのは少年少女向けのファンタジーものだ。大人向けは10指位の有名作家だけである。プロ野球よりも狭き門の様である。それでもめげずに<ノウテンの街第7部>を書き進めている。これは第3部に予告していたので、その続きである。

私は歌の練習をしてレコードを出すという目標を立てた。それ以来、我流で練習をして来た。作詞も、作曲も、歌手も趣味ではない。金儲けの手段でもない。単に成り行きで目標にしたのだ。歌は上手くなったと思う。しかし、声の艶が無くなって行く。残念ながら、目標は遠のいて行く。

私のカラオケに対する向き合い方はおそらく類似者はいないと思う。2024年1月6日現在で12,443曲歌った。生涯2万曲達成を目標にしている。2千曲迄は知っている曲を歌った。それ以後は知らない曲を歌っている。歌手別で選曲して全曲を歌うのである。知っている曲は5%位である。初期の2千曲を引けば、今後知っている曲を歌う確率はもっと下がる。作詞、作曲した経験がこんなところで役に立つのだ。レーザーディスクもシナリオを書いて作成した経験が有る。

カラオケが掛かると、先ず画面を見て曲調を決める。イントロを聴いてテンポを決める。第1音を聴いて声を発し、第2音を聴いてメロディを掴む。歌詞を読んで心を掴む。大体の校正からサビ部分を予測する。終わり方を決める。こんな感じで聴いたことのない曲を歌うのである。宮本武蔵の頃の他流試合に似ている。

昨日、森昌子115曲の第1回を28曲歌った。昨年末に<年忘れ日本の歌>を聴いて、古い歌を歌いたくなったからだ。選曲して見ると、聴いたことのない曲が多いのにびっくりである。2曲目に泣き歌の代表曲<哀傷歌>を泣きながら歌った。以後、殆んどの歌を泣きながら歌った。ナルシストの様に自分の歌に聞き惚れながら歌うのである。泣いているのに、自分の歌に聞き惚れているのだ。

<なあ~んや>今までの努力がこんなところに現れているんや。


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