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映画シナリオ

映画シナリオ

 私は映画シナリオを見た事が無かった。高校時代に演劇部のシナリオをパラパラと見た位でその時も読む事もしていない。レーザーディスクのシナリオを書いた時はセリフが無かった。私は見本もないまま勝手に書いた。F氏に見てもらうと「それで良い」との事だった。


 初めて書く映画シナリオの内容はおのずから制限が有った。①予算の関係から現代物である事、②南京政府の了解を得られる事、③改めて現地視察をしなくても書ける事、④娯楽ものである事、⑤映画主題歌に合うこと、等である.さらに、会社のPRも兼ねているので、⑥格式が高い事、⑦今迄の歌作りの集大成である事、⑧日中経済交流に役立つ事等が加わった。少し欲張り過ぎの様だが全部シナリオに反映させた。


 ある商社の社長が会社を倒産させ、暴力団の取立てから逃げる為中国に逃亡する。1年後、会社を再建した奥さんが夫を探しに中国に行く。そこで大阪の中国経済視察団に合流し夫を探して回る。観光地、事業視察、中国文化をふんだんにとり入れながら、南京に初めて出来たカラオケハウスで再会する。ラストまで主題歌のカラオケが何度もBGで流れる。最後に思い出のシーンでカラオケの映像が作られ歌手の歌も入る。このラストで観客は字幕を見ながら全員で一緒に歌う。同じカラオケ映像は後日カラオケハウスに置いてもらうという作戦であった。シナリオ脱稿まで3ヶ月丁度だった。

「なあ~んや、3ヶ月あれば映画シナリオは書けるんや」



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