幸は不幸に不幸は幸に
幸は不幸に、不幸は幸に
初めて人に告白された
けど僕には秘密があった
伝えるべきか
伝えぬべきか
悩む僕の頭に痛みが走る
幻想に落ちる前に見たあの光は
いったいなんだったのだろうか
目覚めた僕に見えたもの
白い天井と小さな小人
導かれるままに願いを聞くと
まるで非現な魔法のように
示された試練を越えて手にした証
僕は魔法に関わることに
新たに謎を抱えることに
秘密を隠して暮らす箱
片方は知っていて片方は知らない
あちらもこちらもそういう暮らし
鏡合わせに惑わされず
箱主にも隠して暮らす
片方の秘密を知らせぬままに
魔法の糧を取りに走る
さながら芽吹く種のように
さながら数を見る蜻蛉のように
魔法の糧は様々な形を成す
籠を片手に求めて歩く
狙うは鋭く早い糧となる矢
射たれて籠に穴を開けた
幸を不幸に
人ならざる僕の秘密
さながらそれは魔法のように
傾きを直す天秤のように
幸さえ不幸に傾き治す
秘密を開かした一人の少女
しかし彼女はその上で
それでも僕を好きと言った
例えあなたが不幸になるなら
それすら背負うと言い切った
幸さえも不幸に
しかしそれは一時の可能性
時に不幸は不幸でありながら
不幸ではなくなるのだと
不幸を見て知り得た幸せ
不幸を幸に
これからも続いていく
幸を不幸に変え
不幸を幸に見変える
幸を不幸に不幸を幸に
どうもこんにちは、左五音です。
この歌詞は昨日、風紙文が書き上げたものを読んで作ったものです。
内容に多少なり触れていますが、あらすじなどではありません。
もしもこれをご覧になり、小説のほうを読んでみたいという方がいましたら。
文に一言、送っちゃってください。
本人は乗せる気は少ないようですが、ご覧になった方の言葉で動く可能性もあるので。
ではこの辺りで、左五音でした。