詩 眠る
掲載日:2026/04/02
眠くて眠くて、しょうがない。
体を起こすだけの力が、もうないのだ。
このまま眠り続けよう。
何もかも忘れて。
嫌なことも、辛いことも、もう味わわなくていい。
身体がだるくなるのも、もういい。
静かにしたい。
静かにしていたい。
箱の中をゆっくり彷徨うみたいな、陽だまりの中で安心するみたいな、リラックスしたい。
しかし、そんな世界は現実には、残念ながら存在していない。
疲れるだけの毎日。
愛情が欲しいのに、もらえない毎日。
「何が気に食わないの? ねえ?」
怒られるくらいなら、眠ってやる。
そうすれば、自分だけの世界に没頭できる。
そのまま、ずっと眠ったままでいたい。
無防備な赤ちゃんみたいに。
暖かい世界で暮らしたい。
「おやすみなさい」




