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好きな女の子の、ハートを釘付けにする僕の方法!

作者: 七瀬








“好きな女の子の、ハートを釘付けにする僕の方法!”



当たって砕けろ! そんなやり方が分かってんなら、しつこいぐらい

同じ女の子にフラれたりしないだろうよ!

そもそも、“好きな女の子にモテるにはどうしたらいいんだ?”

カッコつけても、オシャレな服を身に着けても、髪型もイケメン風に

変えてもみたけど? それでもやっぱり好きな女の子には何故かモテない!

それどころか、見向きもされない僕は毎日落ちこでいる。




他の女の子じゃない、キミが僕はいいんだ!

多少カッコつけると? 今まで僕の事を見ていなかった女の子からは

好きになってもらえたりするのだけど......。

僕はやっぱりキミがいいんだ!

“キミを落とすにはどうしたらいいんですか?”




取りあえず、“男は当たって砕けろだ!”

まあ、既に何百回と同じ女の子に僕はフラれている。

それでも諦めきれないのは、“僕がキミの事を好きだからだ!”

好きな女の子に僕の事を好きになってもらえたら凄く嬉しい!

そんなドラマチックな事が起きないのかなといつも考えるんだ。

でも、起きるはずがないんだよね。

そんな都合のいい事なんか、簡単に起きたりしないよ。




・・・僕はずっとそう思っていた!

でも? ある日、彼女の方から僕に話があると言ってきたんだよ。




『“まだ、私の事スキ?”』

『えぇ!?』

『“協力してほしい事があるの!”』

『・・・べ、別にいいけど、何をするの?』

『“私の彼氏のフリをしてほしいの。”』

『彼氏のフリ?』

『・・・ううん、ダメなら他の男性ひとに頼むから別にいいよ。』

『“勿論、やるよ! やるに決まってるじゃないか!”』

『良かった、じゃあ! 明日もここに来て!』

『・・・あぁ、うん、』









僕は彼女にそう言われて何も聞かされず今日も昨日と同じ場所に、

僕は彼女を待っていたんだ!

すると? 彼女が一人でやってきて、そして僕にボソッとこう言った。



『“もう直ぐ、男の人が来るから! 彼氏のフリしてね。”』

『・・・あぁ、うん。』




・・・10分後、その男がやって来る。

僕が思っている以上に、年配の男だ!

なんでこんな男の前で、僕は彼女の彼氏のフリをしないといけないのか?

彼女には彼女の理由があるのだろうが、僕にはサッパリ分からない!




『“お前か、最近できたアンの男は?”』

『あぁ!』

『俺からアンを奪うって事が、どういう事か分かってんのか?』

『僕の彼女に手を出すな!』

『偉い、イキがってんじゃねーか!』

『アンタ、若い女の子の尻追っかけて何が楽しんだよ!』

『“アンは俺の、大事な娘だ!”』

『・・・えぇ!?』

『パパ!』

『・・・パ、パパなの?』

『うん、ごめんね! 黙ってて!』

『俺の娘に手を出すという事は、責任取るって事だよな!』

『・・・せ、責任?』

『“アンとの将来は考えてるのか?”』

『勿論です、お父さん!』

『・・・お、お父さんはまだ早いが、ちゃんと考えてんだな!』

『はい!』

『じゃあ、俺がアンと付き合う事を許可する!』

『ありがとうございます!』

『・・・えぇ!? ぱ、パパ?』

『“いい青年じゃないか、彼ならいい夫になるぞ!”』

『・・・そ、そうだろうけど、』

『よし! お父さんは1人で家に帰ります!』

『今日はお父さんにお会いできて、本当に嬉しかったです。』

『“娘をよろしくな!”』

『はい!』

『・・・・・・』





彼女のハートを釘付けにする前に、彼女のお父さんのハートを僕は釘付け

にしたらしい。

まあ、気に入られて何よりだ!

でも? 今度は彼女のハートを釘付けにしないとな!

本当に、上手くいけばいいのにな~


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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