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『クリスマスプレゼント-6』
【クリスマスが終われば、祭りの後の静けさのように、人はまた孤独を、孤独の寂しさを再確認するのだろう。それならいっその事、クリスマスがなければ、そんな確認作業も必要なくなる。だけど、人間は孤独を、孤独の寂しさを知っているからこそ、華やかな祭りが終わったとしても、また昨日と同じように何気ない毎日を過ごしていけるのかも知れない。祭りは永くは続かない。一夜で覚める夢もある。それを知っているからこそ、人はまた勤勉な一面を自分に鞭打つように前面に押し出して、退屈で窮屈な毎日を受け入れるのかも知れない】
桃は眠れない夜、そんな事を考えていた。のほほんと平々凡々な毎日が実は一番の幸せなのかも知れないと桃は眠りに落ちる寸前でそんな事を考えていた。一番の幸せかも知れない眠りに落ちる寸前にそんな事を考えていたのであった。




