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『M-4』
もう辺りは暗くなっていた。桃もその家を見つめた。未司馬家であった。家の明かりが点いていた。が、直ぐに消え、
「……」
桃がホルスターから拳銃を取り出し、
「……」
その時、桃の携帯電話にマナーモードで着信が入る。
「……」
桃が着信相手を確認する。着信相手は上村であった。
「……」
桃は静かに携帯電話の電源を切ったのであった。
上村も携帯電話を閉じた。
上村は咄嗟に只ならぬ事態が起きているとそう感じた。
【こうしてられない】
と、上村が慌しく駆け出していくのであった。




