2020年11月22日日曜日雑記
2020年11月22日日曜日晴れ弱い風あり。
なろう小説にて作家さんたちの悩みを読む。
若かりし昔に読む古代中国の話しを思い出す。
遥か三千年の昔、馬は重要な移動手段で軍事力の象徴でもあった。
戦車千乗の君子(戦車、当時は馬車。100人の歩兵が付くので10万人の兵力がある)とかの表現があった(と思う。
そんな状況なので、良い馬を見分ける達人は引っ張りだこだった。
そこで馬診断の達人に教えを請う者が増える。
ある者が問うた、Aの者には名馬の見分け方を教えたのに、Bには駄馬の見分け方を教えたのは何故か?と。
Aは愚かで自尊心が高いので名馬の見分け方を教えた。
それは滅多に居ない名馬を見分けるという見栄と自尊心を優先させたのだ。
Bは優れた人物ゆえ、ありふれた駄馬を掴んで損をしないためだ、と。
今、文章の上手い下手に悩むよりも多くの「素人読者」に見易い読みやすい文章やレイティングに気を付けるべきではないかと思う。
簡単に説明すると
滅多に居ない優れたものより溢れるほど有る粗悪品を選別出来る知識の方が有用だとのこと。
天才と付き合うより馬鹿との付き合いを避けられた方が人生の利益になる。
なろう作家さん方には上手い文章でプロを喜ばせる少数のプロ用プロ作家より、多数の普通の読者相手の方が利益があるだろうからターゲットはそちらにすべき、と。