表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アメコミ風 月影の庭  作者: 淀川馬琴
9/15

お奉行さまを見ている

東町の奉行、北条は横領している。


打ちこわしや飢饉の度にばら撒かれる松平の私財。

善良な町人はその何割かを返しに来るのだ。


しかし松平に返ったことは無く、北条のふところへ入る。



ある夜のこと


北条「越後屋、おぬしも悪よのう」


越後屋「めっそうもございません」


越後屋は打ちこわしが起きる度に、

偽の被害を装って補償を受け取っていた。


そしてその何割かを北条に返していた。



その夜、犬神神社に女が赤子を捨てに来た。


やせ細った女が鈴を鳴らす。

賽銭箱に入れる金は無いようだった。


女は越後屋の使用人の妻お菊。


お菊「神さまお許しください」

お菊は赤子を置いてふらふらと淀川へ向かった。



北条「しかし使用人の与平。奴には妻と子供もいたはずだが?」


越後屋「へい、妻のお菊は遊郭で働かせます。

赤子は捨てるように言いました」


北条「むごいのう、

何の罪もない与平を殺しておいて打ちこわし被害を訴えるとは」


越後屋「与平もお菊も、身寄りがありやせんでした。

ばれる事はありやせん」


北条「ならせめて、わしがお菊で遊んでやろう」



その夜、犬影は与作の死体に刀傷がある事を確かめていた。

越後屋には腕の立つ用心棒が居るのか。


お菊が淀川に身を投げる前にかたをつけなければ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ