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SF 2  作者: ライン
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序章 始まりの鐘の音。

最近疲れのせいか、目眩がしてきている。

たまには息抜きも必要のようだ。

「本当にかず真澄ますみを?」

夜の静寂をかき消すようにその声は発せられた。

「詳しいことはわからない、けどとよの話ではそうらしい。 だからと言って和を責めるのは間違ってる、だろ?」

「…あぁ、わかってはいるんだ、わかってはいるんだがもし和がやったのだとしたら…」

「言わなくてもわかってる、殺そう、和を、真澄の仇を取る。」

「あぁ、…本当に、本当に違っていてくれよ和…」

夜の静寂が舞い戻る。


ー1ー


「噂では、飛び降りらしいけどな。」

「あぁ、俺も聞いたよ夜の校舎に入り込み屋上からって…でも変じゃないか?」

「変? 何がだよ。」

「あの真澄が飛び降りなんて、真澄がだぞ?」

「それはクラスの全員が言ってる、でも和それならどうして飛び降りなんか?」

「…それがわかったらこんな話してないよとら。」

篠ガしのがさき学園、私立として割と有名な高校で物騒な話を廊下でしている制服姿の二人がいた。

黒髪を短く切った和と呼ばれた青年と茶髪を制服の肩に掛かるまで伸ばしている虎と呼ばれた青年、昼休憩ということもあり和はおにぎりを食べながら、虎はそんな和に嫌な顔を軽く見せて背伸びをした。

「それにしてもどうしてそんな話を?」

「妹がな、気にしてるんだよ。」

「妹? 由芽ゆめちゃんが?」

「あぁ、なんでも探偵をしてるんだとさ。」

「へぇー、和も大変だな。」

「…まあな。」

「でもこんな話を聞いたぞ?」

「?」


ー2ー


「ねえ、和兄かずにい聞いてきてくれた?」

「なにが?」

「なにが? じゃないよ、真澄さんの話!」

「ああ、聞いたよ虎に聞いてみたけど何も知らないってさ。」

「虎さんも知らないのか…和兄、ありがとね、また調べてみるよ。」

「なぁ、由芽やめないか? そんな探偵ごっこ趣味悪いぞ死んだやつの噂を聞いて回るなんて。」

「うるさいなぁ、別にいいでしょ、私が勝手にやってるの、和兄がどうこう言う話じゃないよ。」

「由芽…」

テレビを見ながら黒い長髪を揺らし駄菓子を食べている由芽と呼ばれた少女、和はテレビのリモコンを取りテレビを消した。

「何すんのよ?」

「話をよく聞け、いいかそれで不快な気持ちになるやつだっているんだ、遊びでそんなことするんじゃない。」

「うるさいなぁ。」

「由芽、母さんにあの話をしてもいいんだぞ?」

「っ言わない約束でしょ?」

「あぁ、約束したないい子でいるなら黙ってるって。」

「…わかったわよ…でも、和兄気をつけた方がいいよ? このこと調べてるの私だけじゃないからさ。」

「何のことだか。」

「あっそ。」

妹ってやっぱり黒髪ロングじゃないとね?


SFに見えない、嗚呼、難しい。

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