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短編童話シリーズ

僕はひぐま

作者: 敬愛

僕はひぐま 怖いからって見つかるとすぐ殺されちゃうんだ

ただ餌が欲しいだけなのに 人間が環境を破壊するから

いつもお腹ペコペコなんだ こぐまに食べさせないと餓死しちゃうから

僕は我慢してるけど


人間は僕らを怖いからって殺すけど 僕らだって人間が怖いんだ

だってこれまで何匹も人間に殺されて ねぇ人間さん 貴方達どう思う?

自分の仲間や親や子を殺されて 怒ったり悲しくなったりしない?

僕らだって同じなんだよ 喋れないだけなんだよ だから叫ぶんだよ


あーあ今度生まれ変わるなら犬か猫がいいな

恐ろしい人間以外なら何でもいいや


今日も仲間が殺されたよ 次は僕の番だと思うと怖くて

山に引きこもりたいけど お腹が空いて仕方がないんだ

はーあ悩むな…… 殺されるのも嫌だし餓死するのも嫌だし

ねぇホッキョクグマさんどう思う?


うん?僕かい?罪も犯してないのに檻に入れられて

人にジロジロ見られるしエサが貰えるけど自由なひぐまさんが

羨ましいよ


そうか自由っていうのもいいけど難しいものだなぁとひぐまさん考え込む

そしてポロポロ泣き出しました 悩んでいるのは僕らだけじゃないけど

人間は僕らの事で悩んでいるのかな でもそれってエゴとか恨みとか保身とか

そういう事じゃないのかな 僕らが 悪いの?


あーあお腹空いた

あーあ生まれ変わりたい

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