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8話 魔法の授業③

魔法の授業は続く




教師A「他に気づいたことはある?」


レイ(うーん)

レイは少し考える


「そういえば、魔法の呪文を(とな)えてないような」



教師「そうだね」

「これも練習すれば声に出さなくても命令を出せるようになるよ」

「最初は紙に書かないと出来なかった計算が、慣れると暗算できるようになる」

「みたいな感じだね」





レイ「なるほど…」


「あの、1つ質問いいですか?」




教師A「もちろん、どうしたの?」



レイ「少し話が戻るんですけど、さっきの魔力の変換効率の話」

「10の魔力の全部を変換することは出来ないんですか?」




教師A「そうだね、出来ない」

「過去どれだけ優秀な魔法使いでも8割位が限界なんだ」

「私も40年生きてきて6割ほどしか出来ないんだ」



レイ「なるほど、ありがとうございます」

「教えていただいて」



教師A「全然、私で良ければいつでも聞きに来てよ」



レイ「はい!、ありがとうございます」






そんなこんなで今日は最後まで魔法の授業だった






教師A「レイ君…」

「あれだけ魔法を使えば最初は魔力が無くなると思ってたけど…」

「まだ魔力に余裕がある感じだね」




レイ「ありがとうございます」

「そうですね…、まだある程度は」




教師A「すごいね」












学校からの帰り道







ユウ「レイ君、ファイン君 また明日ねー!笑」

「ほらアベルもっ!」


アベル「…」

アベルはレイとファインに向かって軽く会釈をする




レイ「また明日」


ファイン「またなー」





レイはファインと共に寮に帰る




ファイン「どうだった?、魔法の授業は」



レイ「楽しかったよ笑」

「今日は魔法の説明が中心だったけど、それでも楽しかった」

「魔法って奥が深いね」





ファイン「…そうだな」


「レイはモーゼって知ってる?」





レイ「モーゼ?」

「それって魔法論の基礎を固めた人の1人だよね」




ファイン「そう」

「モーゼを含む数人の魔法使いが協力して作成したものが今の魔法論の元になってる」





レイ「うん、そうだね」





ファイン「実はこの話には、別の説があるんだよね」




レイ「え?」




ファイン「魔法論の基礎は、モーゼが1人で全てをまとめたって説」

「炎も水も雷も風も力も命も空間も特も」






ファインの顔色は読めなかった


笑っているような

悲しんでいるような

諦めているような

憎んでいるような










レイ「…………」

「そんなの無理でしょ?」

「だって、魔法は1人1つの系統しか使えないし」




ファイン「うん………」

「やっぱりそうだよね笑、忘れて」





レイ「ファイン?…」

「何か悩んで・・・・・」

話が遮られる





ファイン「今日のご飯は何かなー?」

「昨日は野菜スープだったし、一昨日は魚だったしぃ」

「久しぶりに肉かなぁ」

「レイはどう思う?」








レイ「…」







レイ「ファイン」

「何か悩んでるならいつでも聞くから」






ファイン「…………」





ファインは



その言葉に返事はしなかった


説明は一旦終了です


長い時間お付き合いいただきありがとうございます

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