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5話 授業②
そこから2週間は、ほとんど同じような日々が続いた
変わったことは
授業で体に加えて、物に魔力を纏わせる工程が追加された
走り込みの際、身に付けている服や靴にも魔力を纏わせる
レイ(やっと体の方は慣れてきたとこだったのに…)
意識することが増え生徒達は苦労しているようだった
物に魔力を纏わせると少しだけ壊れにくくなる
効果はそれだけである
レイ「はぁ…」
ユウ「どうしたの?」
レイ「この授業に飽きてきてて…」
「ユウさんはどう思う?」
ユウ「確かに、同じことの繰り返しだしね笑」
「でも、意外と私は楽しんでるかも笑」
「体を動かすのは嫌いじゃないんだ笑」
レイ「そうなんだ、羨ましいなぁ」
ファイン「おーーい!、ご飯行こーー!」
ファインは2人を見つけそう叫ぶ
ユウ「行こー!行こー!」
「アベルもーー!」
アベル「…」
ユウ「こらーー!、無視するなーー!」
レイ「笑」
そんなこんなで毎日を過ごす
そして、2週間がたった
ローゼ「明日は午後から魔法の授業をします」
担任のローゼがそう発言する
レイ(!!)
ローゼ「なので明日は魔力を纏わなくて大丈夫です」
「連絡は以上、お疲れ」