33話 力
台詞を一部変更します、申し訳ありません
話の内容に影響はありません
第三の眼を開眼させたレイ
そんな彼に、ナハトは次の仕事を与える
ナハト、レイ、ファイン、ブラッドの4人は穴で移動する
移動した先はトンネルの中だった
壁には松明が置かれている
ナハト「少し歩こうか」
4人はトンネルの中を歩きだす
その最中、ナハトがレイに話しかける
ナハト「レイ君、声は聞こえたかい?」
レイ「!?」
「……声?」
レイは、眼を開けた時に聞こえた謎の声を思い出す
ナハト「そう」
「第三の眼を開けた時、声が聞こえなかったかい?」
レイ「…聞こえました」
ナハト「そうか」
レイ「……」
ナハト「第三の眼には、3つの特性がある」
レイ「え?」
ナハト「まず、使える魔法の制限が無くなる」
「火でも水でも雷でも、本人の技量次第で全てが可能になる」
「次に、無限に近い魔力を得られる」
「第三の眼で繋がった先には、膨大な魔力が蓄積されている」
「君はそこから自由に魔力を得ることができる」
「最後に、先人の知識を得られる」
「これも魔力と同様に、あちらに蓄積されているもの」
「そこから自由に知識を引き出せる」
「これらが、本物の第三の眼の力」
レイ(第三の眼の力…)
レイ(でも結局…声の正体は謎のままだな)
ナハト「そして声の正体だけど、」
レイ「?!」
ナハト「秘密」
ナハトは笑いながら話す
レイ「は?!」
ナハト「今は余計な事に頭を使って欲しくないからね」
レイ(逆効果だろ…)
ナハト「雑談はここまでかな」
トンネルを進んだ先、
そこには巨大な空間と、巨大な球体があった
球体は台座のようなもので、地面に固定されている
レイ(なんだこれ…)
ナハト「これは魔力蓄積装置」
「これから君には、この球体に魔力を流し込んでもらう」
レイ(魔力蓄積……)
ナハト「それが終わったら、彼女は解放するよ」
レイ「!」
レイ「…この球体の中を魔力で満杯に?」
ナハト「あぁ」
レイ(この大きさ…表面を魔力で覆うだけでもかなりの量なのに)
ナハト「それを満たすには膨大な量の魔力が必要になる」
「その為に、君に眼を開けてもらったんだ」
レイ「あなたの眼では…」
ナハト「出来ないね、所詮私のは劣化品だから」
レイ「…」
レイ「…溜めた魔力はどうするんですか?」
ナハト「もちろん魔法として使う」
ナハト「人間を魔法使いにする魔法にね」
レイ「は?」
「……人間を…魔法使いに?…」
「そんなのできるわけ…」
ナハト「出来るよ」
「ねぇ、ファイン」
レイ「!!」
ファイン「はい」
ファインは真顔で返答する
レイ(ファイン…)
ナハト「まぁ、成功する確率はほぼ0だけどね」
レイ「は?」
ナハト「ほとんどは身体の変化に耐えられず死ぬ」
「だから実質、人間を皆殺しにする魔法かな」
レイ「…そんな魔法の協力なんか、出来るわけないだろ」
ナハト「なら彼女は死ぬよ」
レイ「……」
ナハト「しっかり考えなよ」
「今の君が守れるものなんて、たかが知れてるんだから」
レイ(どうすればいいんだ…こんなことに協力なんて出来るわけない)
(でも…このままじゃユウさんが…)
(いや、落ちつけ)
(俺は第三の眼を使えるんだ、もしかしたら戦っても勝機があるかも)
その時、地面から植物が出現し、レイに向かう
先端は鋭利であり、人体など簡単に貫いてしまいそうな迫力があった
それはレイの喉元で止まる
レイ(反応できなかった…)
ナハト「しっかり、考えなよ」
ナハトは冷静に、レイに声をかけた
「君は私の理想を叶える上で、とても重要で稀有な存在だ」
「だが決して唯一無二ではない」
「自分の価値を見誤らないように」
レイ(考えろ…どうすればいい)
(誰も犠牲にならない方法は…)
(……この男をどうにかするしかない)
レイはナハトについて考えを巡らせている
(でも…そんな隙を簡単に見せてくれる訳がない)
(もし失敗すれば…ユウさんも俺も殺される)
(もしそうなったら…人間達だけは守れるか…)
(いや…あいつの口振りからしてその望みも薄い)
(くそ…)
レイ「分かった、やるよ」
ナハト「そう、じゃあ台座の窪みに手を置いて」
レイ「こうか?」
レイは窪みに手を置く
ナハト「そう、後はいつも通り魔力を流せばいいよ」
レイ「分かった」
レイは第三の眼を開く
その眼は、光り輝いていた
魔力を流し込む
すると、
ファイン「!!」
ブラッド「!」
レイは突然吐血する、目からは血涙を流し、耳と鼻の穴からも血が出ている
ナハト【命】「リブ」
ナハトはレイの傷を治す
ナハト「大丈夫かい?」
レイ「…あぁ」
ナハト「原因は、、眼の力か」
レイ「はい…まだ眼の力に体が追い付いてなくて」
ナハト「…そうか、じゃあ怪我しない程度に頼むよ」
レイ(これで時間は稼げた、今のうちに知識を探る)
(…何とかこの状況を打破する知識を)
レイは、第三の眼で先人の知恵を探ろうとしていた
ブラッド「よいのですか?」
「あのペースだと、魔力が満杯になるのに最悪2週間はかかりますよ?」
ナハト「現実を嘆いても仕方ない」
「自分に出来る事をやるだけだ」
ナハト「ブラッド、奴らをシャルムに向かわせろ」
ブラッド「分かりました」
シャルム・・・レイ達の住んでいる国の名前
第三の眼の力
1.どんな魔法でも使える
2.膨大な魔力
3.先人の知恵
ナハトは2つ目の力が欲しくて、レイを誘拐しました




