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31話 出会い


ナハト「私はナハト・シュレッケン」

「よろしくね」



レイ「………」

レイは警戒したようにナハトを見る



ナハト「もうすぐご飯出来るから、そこで座って待ってて」

ナハトは部屋にある椅子とテーブルを指さす




レイはゆっくりとそこに近づき、椅子の後ろに立つ



ナハト「座ってていいのに笑」

ナハトはそんなことを言いながら料理を再開する





レイは黙ってナハトの背中を見つめる


レイ「…ここはどこですか?」

レイは意を決し、質問する



ナハト「ここは ゲーグナ さ」



レイ「ゲーグナ?!」



ゲーグナは、レイ達の住む国の隣国である

隣国といっても間は海で隔てられており、距離はかなり遠い




レイ(どうしてそんな所に…)

レイは呆気にとられている



ナハト「君にはお願いがあってね、ファインに連れてきてもらったんだ」



レイ「は?」

「…ファイン?」












ナハト「そうだよ、覚えてない?」



レイ(確かに…最後に会ったのはファインだったけど…)

レイはファインが部屋に来たことを思い出していた










料理が完成する









ナハト「どうぞ笑」


料理が2つ、テーブルに置かれる


ナハトは椅子に座り、片方の料理を食べ始めた







レイは椅子に座ることはなかった









レイ「…なんで俺を連れてきたんですか?」



ナハト「君には私の手伝いをして欲しくてね」

「そのために来てもらったんだ」



レイ「手伝いって…何をですか?」



ナハト「魔法使いだけの世界を創る」



レイ「?!」

「……それは…どうゆう」



ナハト「そのままの意味さ」

「魔法使いは今、人間との共生を余儀なくされている」

「私はそれに嫌気がさしてね、人間達には消えてもらって魔法使いだけの世界を創るのさ」



レイ「…………俺が、そんなことに協力すると思うんですか?」



ナハト「私の提案に魅力は感じないかい?」



レイ「全く」



ナハト「そうか、ならばこれでどうだい?」

【命】「リブ」

ナハトは、レイに向け手を伸ばす



レイ(なんだ?!、一体何を!)

「!」


レイの頭に、ベットに眠っているユウの姿が映る




ナハト「君が従わないと、彼女はどうなるかな?」



レイ「……ふざけるなよ」



ナハト「君は私を手伝ってくれるだけでいい、そうすれば彼女は解放しよう」



レイは思考を巡らせる

(くそっ……)

(隙を見て逃げる…でもユウさんを置いて行けない、そもそも何処にいるかも…)

(なら救助を待つか…)


レイは苦虫を噛み潰したような表情になる














レイ「……俺にどうしてほしいんだ?」

(どちらにせよ…今は時間を稼ぐ位しか出来ない)



ナハト「うん、色々あるんだけど」

「まずは第3の目を開けてもらう」



レイ「?」

「…何ですかそれ」



ナハト「まずは見た方が早いね」


ナハトの顔が光に包まれる










レイ「?!」









ナハトの額に瞳が現れる


それは額の中心を縦に割るように出現し、鈍い光を放っていた











ナハト「少し、昔話をしよう」









「魔法使いが生まれた2000年前、人間から我々への敵意は今の比ではなかった」

「魔法使いというだけで当然のように殺される、そういう時代だった」


「当時のマラスク大陸は4つの国が争っていた」



マラスク大陸・・・レイ達の住んでいる大陸の名前



「その中の1つが魔法を軍事利用しようと考えた」

「その結果、その国では魔法使いが保護され魔法が発展していった」

「その中心にいたのがモーゼ率いる魔法使いの集団、ウィッチャーだ」

「その時まとめられた魔法論は、今でも使われている」



「ここまでは君も知っているだろう」








レイ「…はい」








ナハト「ウィッチャーという組織の下、多くの魔法使いが協力し魔法を発展させていった、そう記録されている」

「だがそれは事実ではない」


「本当はモーゼが1人で(ほとん)どの魔法を完成させていた」

「疑問に思うだろう?、魔法は1人1つの系統しか使えない、なのに何故だろうと」


「モーゼは全ての魔法が使えたんだ」










「普通の魔法使い達とモーゼは何が違うのか」

「それこそがこの、第三の眼だ」












ナハト「君は第三の眼を発現することが出来る、言わば選ばれた者」

「その力で、私の理想を叶える手伝いをしてもらう」



レイは困惑しながらも疑問をぶつける




レイ「…つまり…結局…その眼を持っている者が必要なんですね?」




ナハト「あぁ」



レイ「なら尚更…意味が分からない」

「あなたにだって、その眼があるじゃないですか」




ナハト「必要なのは、あくまで本物の眼」

「だから君が必要なんだ」



レイ「え?…」



その時、奥から物音が聞こえる





レイ「!」

ナハト「やっと起きた」




















ナハト「おはよう、ファイン」




ファイン「おはようございます」



















今さらですが 「 」 の中の台詞は口に出している物です

( )は心の声です

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