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30話 失態

ファインが破壊した民家に、周辺住民、警察、魔法軍第2部隊が集まっていた



「魔法使いの仕業か…」

「なんでこんなやつらが平気で外を歩いてるんだ!」

「こんな化物どもは今すぐ皆殺しにしろ!」


複数の市民から、そんな声が発せられていた














警察「我々も全力で犯人を追いますが…」

「相手が魔法使いなら皆さんが頼りです」


魔法軍の軍人「はい、全力を尽くします」


警察「お願いしますよ…ほんとに」







警察官達は、無惨に壊れた家の前で話す



警察a「恐ろしいですね…魔法使いって」


警察b「お前、新人だな?」


警察a「え?、はい」


警察b「今回は…まだましな方だ」

「あいつらがその気になれば…こんなもんじゃ済まねぇよ」


警察a「…」














ローゼ「状況は?」

レイ達の担任であるローゼが、現場に来る




学園の教師は皆、魔法軍所属の軍人である




魔法軍の軍人「民家が倒壊し、中にいた人は全員死亡」

「爆薬や老朽化が原因の可能性もありますが・・・」


ローゼ「魔法使いだな」


軍人「…おそらくは」

「近くを巡回していた者が、力魔法の魔力を感じていました」


ローゼ「あぁ、私も感じた」

「だがそれ以降、魔力を感じられない」

「犯人はおそらく、魔法も魔力も使わずに逃げているな」


軍人「はい、ですので手の空いている者は付近を捜索しています」


ローゼ「分かった、私も加わろう」


軍人「お願いします、ではローゼさんは20番街を」


ローゼ「分かった」

(魔力はファインの物に似ていた…だがあいつは雷の魔法使いだ、有り得ない)

ローゼがそんなことを考えていると、







ローゼ(魔力!)




























ユウの家



ユウは既に眠っている




パリン



窓ガラスの一部を壊し、鍵を開け何者かが侵入する


闇に紛れる為だろう、黒い服を着ている






黒服は家の中を進み、ユウの部屋の前に立つ

そしてゆっくりと、ドアを開ける







黒服「こいつだな」

【命】「リブ」


黒服はユウの顔に手をかざしながら、魔法を使う






数秒したのち、黒服はユウは持ち上げる


ユウは魔法の影響なのか、目を覚ます気配はない




黒服(魔力を身体に纏うなって話だったが、ちょっと位いいだろ)


黒服は魔力を身体に纏い、身体能力を上げる


そしてユウを抱えながら2階から飛び降りる






その行為が仇となる








ローゼ(!)

「41番街に魔力!」



軍人「?!」

(そんな遠くの魔力まで感じられるのか?!)

軍人は驚愕する


「犯人を追っている軍の者では?」



ローゼ「軍の者の魔力なら、全て判別できる」

「この魔力は未知だ」


「私が向かい、状況を確認する」

「ここは任せるぞ」



軍人「はい!」





ローゼ【転送】「エスパース・ヴェーゲン」

目の前の空間に、大きな(ゲート)が開く


そしてローゼは、その中に消えていった









その頃


アベルの家にも侵入者がいた




黒服2(ここがガキの部屋か)

部屋に侵入すると、黒服2はベットの膨らみを見つけそこに近づく




その時、








黒服2「がはっ!」

突然背中に大きな衝撃をくらい、黒服2は床に倒れ込む



アベル「誰だお前」

倒れ込む黒服2に足を置き、立ち上がらせないようにしながらアベルは声を出す



黒服2(はっ?、なんでばれた?!、くそっ!)

黒服2は、突然のことに思考がまとまらない



アベル「何とか言ったらどうなんだ?」



黒服2(くそっ!)

黒服2は魔力を纏い、無理やり立ち上がろうとする



アベル「!」

アベルは黒服2から距離をとる


(こいつ!、魔法使いか!)








アベル(だが、それなら俺も手加減はいらないな)

「アクア・・・」

アベルは魔法を発動しようとするも




黒服2【雷】「トール」

先に黒服2の強力な蹴りが、アベルに直撃する





アベルは後ろに飛ばされ、壁に激突する





黒服2「調子に乗んなよ、ガキが」



アベル「お前に言われたくはないな」


















ローゼ【空間】「エスパース」


ローゼは空中に足場を形成し、建物を無視して直進していた



転送魔法には多くの制限がある

そのためローゼは途中まで転送魔法を使い、今は別の方法で現場に向かっていた











ローゼ(さっきとは別の魔力)

(加えて、アベルの魔力も感じる)








ローゼ「急がなければ」


















アベルは家の中を走り回り、黒服2の攻撃をいなし続ける




黒服2「その程度かー!、あぁ!?」

黒服2は口角を上げながらアベルを煽る




アベル(これ以上奥に行けば皆が巻き込まれる)

(それは避けないと)


アベルは冷静に、人間である使用人達の心配をする









そして、一階の大広間



黒服2が、正面玄関の扉を背にした時







アベル【氷】「アクア・グラース」

巨大な氷の塊が、玄関を破壊しながら黒服2を外に押し出す




















ファイン「!」

「感じたか?」


?「えぇ」

「どうやら奴ら、ヘマをしたらしい」


ファイン「全く、使えないな」


?「……仕方ない、奴らと合流してそのまま ゲーグナ に戻る」


ファイン「現場にローゼがいたらどうする?」

「あいつの前で転送魔法を使えばこちらの本拠地がばれる可能性があるぞ」






転送魔法は空間魔法の発展、応用型である

ローゼはこの国で1番の空間魔法の使い手であるため、ファイン達は警戒しているのである






?「いくつかの地点を経由すれば、少しは誤魔化せる」

「こちらのマーキングがこの国にあることが知られるが、それはもう仕方がない」


ファイン「…分かった、行こう」

ファインはレイを抱き抱える


?【転送】「エスパース・ヴェーゲン」


ファイン達の前に(ゲート)が出現する


そして2人は、躊躇なくその中に入っていった

















ローゼ(アベルの魔力を感じて、周辺にいた魔法軍が臨戦態勢で集まってきている)


(この状況、利用させてもらう)





ローゼ【転送】「エスパース・ヴェーゲン」





















黒服2「っ!」

黒服2はアベルにより、外に放り出される









黒服「あいつ、何してんだよ」

黒服はユウを持ちながら建物の影に隠れ、様子を伺う


「不味いな…軍の奴らが集まってきてる」












アベル(無理はしない、このまま軍が来るのを待つ)

アベルがそう思考していると、










アベル(?!)

黒服(!)

黒服2(!?)





突然彼らの前にゲートが開き、そこから2人の人間が出てくる


ファインと?が、現場に合流する


ファインはフードで顔を隠しているため、アベルは気づいていない








アベル(なんだ?!、誰だあれは…)

(…レイ?!)

アベルは、抱き抱えられているレイに気がつく


アベルはレイを見て、反射的に助けようと前に出るが…





ファイン【力】「ヴィゴーレ」

そんなアベルに向かって、ファインが魔法を撃つ





アベル「ぐはっ!」

アベルは後方に吹き飛ばされ、意識を失った

























黒服はユウを抱えながらファイン達に近づく



黒服「ブラッド…すまない」

?は黒服にブラッドと呼ばれている



ブラッド「…話は後だ、離脱するぞ」



黒服「あぁ…」





ファイン「お前もだ、さっさと来い」

ファインは、黒服2にそう言い放つ



黒服2「チッ…」

舌打ちをしながらも、ファイン達に合流する






ファインは意識を失ったアベルに近づこうとするが、






ファイン「!」

ブラッド「!」




ブラッド「ファイン!、そいつは諦めろ!」

「サードシンボルが来る!」



ファイン「くそっ」







ローゼ【空間】「エスパース」







ファイン「!」

ブラッド「!」









黒服「…は?」

黒服は一瞬の事に困惑していた




先程まで自分達が立っていた場所に、立方体の壁が形成されている



ファインとブラッドは、何とか反応し避けた

黒服はユウを持っているため、ブラッドに助け出されていた




だが黒服2は完全に閉じ込められている








ローゼ(逃がさない!)

ローゼは彼らを逃がせまいと、追撃をしかける







ブラッド(不味い、このままでは…)




ファイン「先生!!」

ファインはフードをとり、叫ぶ





ローゼ「?!」

ローゼは想定外の事態に、一瞬動きが止まる







ファイン「今だブラッド!」


ブラッド【転送】「エスパース・ヴェーゲン」

開かれたゲートはファイン、ブラッド、黒服

そして、レイとユウを飲み込んだ

























































レイ(……?!)


レイは真っ白な部屋で目を覚ます


レイ(は?…なんだ…どうなってる)




レイは部屋を見渡す


そこには、自分が寝ているベットと扉しかない


よく見れば、着ている服も変わっていた



レイは状況を整理しようと記憶を探る




レイ(確か…夜中にファインが部屋に来て…それで)




レイは困惑しながらも、このままでは埒が明かないと思い、ベットから降り扉に手を掛ける



扉に鍵はかかっていなかった





扉を開けると、左右に道が広がっている


右から音がする



レイ(これは…料理の音か?)


料理をしているような音が右から聞こえてくる




レイは慎重にその音に近づく



そして角から様子を除く






?「起きたんだ笑」



レイ(?!)



?は手を止めレイの方を振り返る



レイは咄嗟に壁に隠れる



?「もうばれてるよ笑」

「出てきなよ、なにもしないから」



レイは恐る恐る?と対面する




?は、白髪、白と黒のオッドアイ、年齢は20~30代の男性


レイの目からはそう見えた





?「初めまして、レイ・ブルーメ君」

「私はナハト」



















ナハト「ナハト・シュレッケン」

「よろしくね」








































































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