20話 魔法戦③ レイVSユウ
魔法戦2日目
昼
午前の内に4回戦は終了し4人全員が勝ち残る
そして午後からの準決勝に備えていた
ファイン「まずはレイとユウの試合だね」
レイ「うん、緊張するよ苦笑」
「ね?」
ユウ「え?、う うん、そうだね」
「ふぅーー」
ユウは大きく深呼吸をする
ファイン「やっぱりユウも緊張してるね笑」
ユウ「うん、してる笑」
ユウは笑顔を見せながらそう答えた
試合直前
ユウ「レイ君」
レイ「どうしたの?」
ユウ「私、全力でやるから」
「よろしくね」
レイ「…うん、よろしく」
レイはユウのいつもとは違う表情に一瞬驚いた
ローゼ「準決勝」
「レイ・ブルーメ!」
「ユウ・ホルテンズ!」
2人は舞台上で向かい合う
レイ(ユウさんはこれまで魔法主体で戦ってきた)
(空を飛び、地の利を得る戦い方)
(まずは飛ぼうとする所を牽制する)
ローゼ「よーい、始め!」
レイ「フレ・・・」
「!」
ユウ【風】「ストーム!」
ユウは風を発生させ自身を加速させる
そしてレイに急接近し蹴りを放つ
レイは何とか反応し、自身の顔を両手で守る
レイ「っ!」
蹴りは防御するも、衝撃までは受けきれず後ろに倒れこむ
レイは倒れこむ勢いを利用し後転をして何とか体勢を立て直そうとする
ユウ(体勢が整う前に畳み掛ける)
ユウはレイに追撃を仕掛ける
連発される拳、蹴りがレイを襲う
レイ(くっ!)
レイは防御に意識を割かれ魔法を使えずにいた
何とか直撃は防御するレイだが徐々に舞台の端に追い詰められていく
レイは何とか反撃しようと右の拳をユウに放つ
ユウはそれを、自身の体を右に回転しながら避ける
そしてその勢いのまま、右の拳をレイに浴びせる
レイ(!)
ユウの一撃はレイの顎に直撃する
最初の一撃以降、何とか大きく体勢を崩さないよう耐えていたレイが崩れる
ユウ(今だ!)
【風】「ストーム!」
レイ(っ!)
ユウの放った風はレイを場外に吹き飛ばす
レイの体が舞台の外に着地しようとする
レイ【爆炎】「フレイム・ノヴァ!」
レイは間一髪で魔法を発動させ爆発を利用し舞台に戻る
ユウの頭上を通過し舞台の中心付近に着地する
ユウ(そう簡単じゃないよね…)
レイ【炎】「フレイム!」
レイは先程の借りを返すように魔法を放つ
3つの火球が出現しユウに向かい直進する
ユウ【風】「ストーム」
ユウはレイの放つ火球を風でかき消す
レイ【炎】「フレイム!」
レイはそれにも構わず攻撃を続ける
(魔力量は俺が勝ってる)
(消耗戦なら負けない)
ユウ(消耗戦じゃ、私は勝てない)
【風】「ストーム」
ユウはその攻撃に怯むことなく、もう一度接近を試みる
レイ【爆炎】「フレイム・ノヴァ!」
レイは下から手を突き上げる様に魔法を放つ
それにより、爆風に加え舞台の破片を巻き込みユウにぶつける
ユウ「いっ!」
瓦礫が体に当たり顔を歪める
だがユウは負けじとレイに接近を試みる
(絶対勝つ!!)
レイ(近づけさせない!)
【爆炎】「フレイム・ノヴァ」
レイはユウの接近を阻むため魔法を撃ち続ける
2人の攻防が続く
レイ(なんでユウさんは何度も同じ手を?…)
そうレイが現状に疑問を持った時
ユウ(よし)
ユウ【風】「ストーム」
ユウのおこした風はレイが壊した瓦礫を巻き込む
レイ「!」
ユウ(いけ!)
ユウは風を操り瓦礫をレイに向かい放つ
レイ【爆炎】「フレイム・ノヴァ!」
レイはそれに対抗するため魔法を放つ
バーーーーン!
瓦礫と爆発が衝突する
煙が立ち込める
煙が晴れていく
レイとユウは互いに見つめ合う
ユウ(これでもだめか…)
レイ(やっぱり凄いな、ユウさん)
ユウ(じゃあもう…)
【風】「ストーム」
ユウは風を纏い宙に浮く
レイ(なんだ?)
レイは何かを仕掛けてくると警戒するが、
ユウはただ上空に向かって上がっていく
高く 高く
レイ(!、魔力を溜めてる!)
【爆炎】「フレイム・ノヴァ」
レイは爆発の反動でユウに近づく
ユウ(空中戦なら私は負けないよ)
ユウは風を操り空を縦横無尽に駆け回る
レイは爆発の反動を利用しなんとかユウに追い付こうとするが・・・・
ユウの考え通り、レイは空中戦でただ翻弄されるだけだった
レイ(…)
レイは空中戦で戦う事を止め舞台に降りる
レイに追われなくなったユウは再度魔力を溜めるのに意識を向ける
レイ(あれを撃たせないようにするのは無理だな…)
(だったら)
レイも魔力を溜め始める
決着の時は近い




