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1話 授業

魔法学園に無事合格したレイ


彼は期待と不安を抱えながら学園の門をくぐった







レイ(まじか…)


生徒達が運動着に着替えさせられ外に集められている


レイは困惑していた


理由は今日が入学初日、しかも1時間目だからだ




生徒が席に座って待機していた教室に、1人の女性が入ってきた


その人は自分が担任だと自己紹介をした後に


教師「では、早速授業を始める」

と言って今に至る




どうやら、魔力操作についての授業をやるらしい




レイ(まさか、いきなり授業がはじまるとは……)


教師「レイ・ブルーメ!」



レイ「は はいっ!」


教師「私の質問を聞いていたか?」



レイ「すいません、聞いてませんでした」

そう言いながら頭を下げる


(しまった、考え事をしすぎたな)


教師「ではもう1度質問する」

「普通の人間と魔法使いの違いは何だ?」



レイ「それは…魔力の有無だと思います」



教師「はい、よろしい」


「彼が言ったように、普通の人間は魔力をもっていない」


「魔力というエネルギーを体に宿している人間の事を 魔法使い と呼んでいる」


「じゃあ、今から魔力操作の授業をする」 





教師「魔力の使い方には大きく分けて2つの種類がある」


「1つ目は魔力を纏わせる、2つ目は魔力を変換する だ」


「この授業は1つ目の 魔力を纏わせる についてのものだ」


「まずは、もっとも基礎の技術である体に魔力を纏わせるについてだ」


「魔力を体に纏うとどうなる?」


「では、アベル」





アベル「はい」

「身体能力が上がります」

アベルと呼ばれた生徒が教師の問いに答える




教師「そうだ」


「詳しい理論は今は省くが、魔力は体に纏わせると身体能力が上がる」


「これは魔法使いとして働く上で必須の技術だ」




レイ(確かにそうだな)

彼は説明の圧に若干気圧されながら、そんなことを考えていた



教師「これからそれを身体に叩き込んでもらう」

「準備はいいか?」


生徒「……」


教師「返事は!」


生徒「?!……はいっ!」


教師「よし!、起立!」


生徒達が教師の指示を聞き立ち上がる


「さっそくだか、自分に出来る限界まで魔力を体に纏ってくれ」



レイ(よし!)


他の生徒達も各々の限界まで魔力を纏う


教師「私が良いというまでそのままだぞ」





身体能力の上昇には限界があり、それは人それぞれである





教師「よし、じゃあ今から…」


「走り込みだーーーーーー!」




生徒達(えっ!?)




レイ「はぁ、はぁ、はぁ」



教師「そこっ!、魔力が乱れてる!集中!」



レイ(ごめんなさ~い)

レイは心の中で謝った


(くそっ…疲れて魔力操作に集中できない)



教師「よし!、止めっ!」


レイ(はぁっ…、終わった…)

レイは疲労のあまり地面に座り込む


他の生徒達もかなりぐったりとしている様子


レイが時計を見ると、もうすぐ授業が終わる時間だった


レイ(30分は走ったぞ…、これから大変だな…)


そう思いレイは魔力を纏うのを止めた


生徒達も授業が終わると思い魔力を解いていく



教師「おいおい」

「止めて良いとは言っていない」



生徒「え?…でも…授業はもう終わりじゃないんですか?」

1人の生徒が口にする



教師「関係ない、魔力は纏い続けなさい」


生徒「えっと…いつまでですか?」



教師「ずっとだ」


生徒達「えっ?!」

人物紹介


主人公 レイ・ブルーメ 15歳

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