18話 道草を食う
ローゼ「勝者、レイ・ブルーメ!」
レイは最初の位置に戻り一礼をする
そして
レイ(勝てた…)
勝利の余韻を感じながら舞台を降りようとする
ローゼ「レイ」
レイ「はい、どうしました?」
ローゼ「治療が必要なら医務室に行くように」
レイ「分かりました」
(俺は大丈夫かな)
怪我をした生徒は医務室で治療を受けることができる
命の魔法での治療により基本的な怪我はすぐに治すことができる
レイの勝利を見届けた3人
ファイン「すごいなー、不利な相性だったのに」
ユウ「…そうだね」
ファイン「あれ?、嬉しくないの?」
ユウ「そ、そんなことないよ!、嬉しいよ!」
アベル「…」
そんなユウの様子に、アベルは疑問を抱いていた
レイは観客席に戻ってくる
ファイン「イエーイ、すごいじゃん」
ファインは、手の平をレイに向けながら勝利を祝う
パチン!
レイとファインの手の平がぶつかり合う
レイ「ありがとう笑」
ユウ「レイ君、おめでとう」
ユウは笑顔でそう言う
レイ「ありがとう」
そこから4人は続々と勝ち進んでいく
1年生の試合は3日掛けて行われる
初日は1、2、3回戦
2日目は4回戦、準決勝
3日目は決勝が行われる
それぞれの日の間には2日間の休みがある
初日は4人全員が勝ち残ることで幕を閉じる
ファイン「みんなは次の対戦までどうやって過ごすー?」
レイ「俺は2、3年生の対戦を見に行こうと思ってる」
「勉強にもなるしね」
1年生が休んでいる間にその他の学年の対戦が行われている
逆に1年生が対戦している時、他の学年は休んでいる
他の学年の対戦も学園関係者であれば自由に観覧可能である
ユウ「私はゆっくりしようと思う」
「体調を万全にしたいから」
ユウはそう答えつつも
ユウ(裁判の資料を読まなきゃな)
頭では違うことを考えていた
ファイン「アベルは何するの?」
アベル「…俺も観覧をする予定だ」
レイ「ほんとに?!」
「じゃあさ、もし良ければ…」
「一緒に見に行かない?」
アベル「…あぁ、分かった」




