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14話 四者四様

ユウは夕食を食べている



だがどこか上の空で、食事をただの作業のように淡々と続けていた






使用人B「ユウ様、大丈夫ですか?」



ユウ(………)



使用人B「ユウ様!」



ユウ「はい!」

ユウは驚いたように顔を上げる



使用人B「お体の具合が良くないのですか?」

「いつもより明らかに元気が無いように思います」



ユウ「いや!、全然!」

「ごめんなさい、心配かけちゃって」



使用人B「いえ、大丈夫ならよいのですが」












ユウは自室に戻り考えを巡らせる




ユウ(魔法戦で優勝できなかったらアベルが学園を辞める……か)

(そんな約束してたなんて……)












(散々今まで一緒にいたのに…気づけなかった)

(最悪だ…私…)

















(いや、今はそんなこと考えてもしょうがない)

(今は何とかしてアベルが学園に残れる方法を考えないと)














ユウ(話し合いで解決できれば1番だけど…)

(それにはもっと情報を集めないとな…)




ユウは紙を取りだしペンを走らせる







ユウ(よしっ)


ユウはその紙を封筒に入れ、手紙を完成させた















ユウ(もし話し合いで解決できなかったら…)







(言われた通り私が決勝で勝ちを譲るのが最善かな…)







(でも、もしアベルが優勝できても、根本的な解決にはなってない気がする…)

(そもそもアベルが決勝まで残れる保証も…)










(いや、今は話し合いで解決する方に注力しよう)























夜、アベルはランプの火を頼りに勉強をしていた





アベル「はーーーあぁー」

アベルは大きな欠伸をしながら魔法論の教科書を見る



アベル(もう今日は寝たほうがいいか…)




その時アベルの脳裏には先程の父親との会話が思い出される




アベル(いや、あともう少し頑張ろう)

(俺は絶対に魔法戦で優勝しなくちゃいけない)



アベル「よしっ!」

アベルはそう言いながら自分の頬を叩き気合いをいれ、勉強を続けた















レイとファインの夕食時、2人は魔法戦について話をしていた



ファイン「レイは魔法戦に興味あるの?」



レイ「興味っていうか、優勝したいとは思ってるよ」



ファイン「負けず嫌いだもんな笑」




レイ「それもあるけど」

「既望の部隊に入るためには良い成績を取っておいた方が有利だからね」

「既望の部隊がある人はみんな優勝したいと思うよ」



ファイン「確かになー」

「僕はそういうのないから、楽しめればいいかなー」



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