10話 魔法の実技②
実技のルール
成功条件 2分以内に人形に攻撃を当てる
失敗条件 2分間人形に逃げられる
逆に人形に攻撃を当てられる
ローゼ「アベル・ヴィンデ」
アベル「はい」
アベルと人形が位置につく
アベル「ふぅ」
アベルは自分を落ち着けるように息を吐く
(人形までの距離は…20mってところか)
(長引かせる必要はない)
ローゼ「よーい!」
アベル(先手を取ってすぐに終わらせる)
ローゼ「始め!」
アベル【水】「アク・・・」
(!)
アベルは魔法を使うのを中断し身を屈める
同時にアベルの上半身があった場所には人形の蹴りが打ち込まれる
アベル(速いな)
アベルは地面を蹴り人形との距離を離す
ファイン「あの人形、良い動きだね」
レイ「うん」
「魔力を纏って身体能力が上がってるアベル君と同じくらい動けてる」
「大丈夫かな…」
ユウ「大丈夫だよ!…」
「きっとアベルなら…」
アベル【水】「アクア」
アベルはそう呟く
すると握り拳より少し大きいくらいの水の球が4つ、アベルの周りに出現する
アベルは水の形を操作し細長い槍状にする
そして水の槍を人形に向かって1発ずつ発射する
人形はそれをアベルと距離を放しながら躱していく
アベルの放った水は地面を抉りその場所に水溜まりができる
アベル(なるほど)
アベルと人形は距離を取り数秒にらみ合う
アベル【水】「アクア」
今度は水の球を8つだし、同じく槍状にする
アベル(これで終わらせる)
アベルは同様に水の槍を人形に向け発射する
だが、1発の間隔を先程より縮める
加えて、自身は人形に接近する
人形は、間髪いれずに放たれる水の槍とアベルの接近によって空間の角に追い詰められる
しかし、水の槍の残段も無くなる
アベル(いける)
アベルの拳が人形に炸裂する
かに思われたが
人形は飛び上がりアベルの拳を避ける
更に人形は壁を蹴り角に追い詰められた状況から脱出を試みる
人形がアベルの頭上を通過する
レイ(まずい…)
(アベル君は人形を追って、自分も角に来ている)
(このままじゃ、逆に角に追い詰められる)
アベル(…)
アベルは頭上を通過する人形に目を向ける
アベル(今だ)
ユウ(!!)
レイ(!)
ファイン(!)
アベルは隠していたもう1発の水の槍を人形に向け発射する
それは見事、人形の身体を貫いた
ローゼ「終了!」
「アベル、記録46秒!」
アベル・ヴィンデ 水の魔法使い




