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じゃりン子チエ はるき悦巳著

主人公、竹本チエは、小学五年生の元気な女の子です。

髪飾りのぽっちりと下駄履きがトレードマークです。そして彼女の口癖は「うちは日本一不幸な少女や」です。


同級生にはチエの悪口を言うのが趣味のようなマサル、彼いわく「俺は悪口の天才や」それでも、彼は成績優秀でクラス委員をそつなくこなしています、チエもそこは認めているよう。マサルの、腰巾着のタカシ、どんくさいけど心のやさしいヒラメなどがいます。ヒラメちゃんは絵が描くのが上手く、相撲も強い。ただ、音痴です。それはジャイアンにも匹敵するのでは。


チエちゃんの父親のテツは働かないで、ヤクザを殴るのが趣味というどうしょうもない男なのですが、なぜかみんなに好かれてます。テツが働かないので、代わってチエちゃんが家業のホルモン焼きやを切り盛りしています。ホルモンとは方言でほる=捨てるという意味だそう。


テツが働いたら働いたで、それほそれで、まわりは迷惑をします。

「迷惑やなあ。働いたりして」

カルメラ弟のセリフです。


まわりにはお好み屋のおっちゃん、警察官のミツル、カルメラ兄弟、地獄組のボスなど、個性的な面々がいます。


お好み屋焼き屋のおっちゃんは元々、いいとこのお坊ちゃんだったらしいのですが、家出をして、結婚もしてましたが、奥さんが子どもを連れて出ていった後、知り合ったアントニオという猫と、バクチ場を始めます。そのアントニオが死んだ後、お好み焼き屋を始めます。アントニオがお好み焼きが好きだったからです。二度とヤクザにはならないといういましめなのか、店の名前は「かたぎや」


警察官のミツルは交番に勤めています。テツのおさななじみで、今でもテツに迷惑をかけられることも多いけど、友だちです。


カルメラ兄弟は本当の兄弟ではありません。後に姉妹と二人が結婚したので、本当に兄弟になりますが。結婚相手はくじ引きで決めて、、、ここらへん、作者、八犬伝のエピソード意識したのかな。


兄のほうは元、プロのキックボクサーでした。無茶な減量をしてましたが、自転車に乗った子どもにぶつかってどぶにハマり水を飲んでしまいます。そのため、試合は散々なものとなって、その時のジムのオーナーにカルメラでもやいてろと言われ、カルメラの屋台をひいて商売をしてますが、後に二人は中華店を始めます。店の名前は「カルメラ亭」ちなみにキックボクサーのときのリングネームはアラクラン菊崎。


地獄組のボスは元々は知恵の輪の職人でした。変な英語をしゃべり、双子の兄弟がいます。オカマバーに勤めてます。一時ボスも一緒に勤めてことも、、、

ボスはテツとさえ関わらなければ順調になのですが、余裕ができると、テツに

関わってひどい目にあうということを繰り返します。


チエちゃんには元気なおばあはんもいます。テツ母だけあって、言うこともなかなかふかいです。

「さむい〜ひもじい〜もう死にたい。不幸はこの順番できますんや」

だから、あたたかくしてお腹いっぱい食べると大丈夫らしいです。

そんなおばあはんでも年に一度寝込むときがあります。今もみんなが悩む確定申告の時期です。



チエちゃんとテツの話とは別に猫の小鉄やアントニオJrたち、どら猫たちがおりなす話もあります。


小鉄はかっては月の輪の雷蔵と呼ばれた猫です。きんたま潰しなんていう必殺技を持っています。


アントニオJrはアントニオの子どもです。マフラーがトレードマークですが、このマフラーには悲しい思い出がありました。また、Jrは春になるとノイローゼになるという繊細な面も。



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