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【3章完結】自宅が最難関ダンジョンの隠し部屋になった件〜隠し部屋で最低限学んだスキルは、どうやら地上では強すぎるらしい〜  作者: もかの
第2章.万物を焼き尽くす翼

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第99話.アナスターシャ 1

 石造りの空間だった。


 今いる部屋だけでも部屋と思えないほどの大きさである。球場がいくつ入るかわからないほどの大きさだ。


 事前にホリーから聞いた話によると、左右と正面に扉があり、正面は開けれないようだ。左右の扉の先には今いる部屋よりも強力な魔物がいるらしい。


(※あとがきに参考図を載せています)


「たしかこの部屋はそこまで難しくないんだよね?」

『ああ。FランクとEランクの魔物しか出ない。だからほら、あそこは指導員と一緒にいる冒険者がいるだろう?』


 ここで言う『指導員』とは、年齢や怪我により冒険者を引退したのち、初心者(ビギナー)に基本的なこと教える人たちのことだ。


 最近の冒険者のほとんどは、指導員による指導を受けている。


「……なんで無言でこっちを見てるのかな遥斗くん?」

「いや……小学生は指導受けたほうがいいんじゃないかな、と……」

「身長ネタをイジんな!」

「自分でネタって言うんだ……」

『え、ガルムは小学生だったのか……?』

「いーやホリー、勘違いすんなよ? これはこのガキンチョが勝手に言ってるだけでな?」

「ガルムさんにガキって言われても何も感じませんね」

「……なあ俺、結構前にいろいろ教えてあげたよな? なんでイジられてんの?」


 冗談はさておき。


「ホリーさん、最初はどうすればいいんですか?」

「逃げたな? 遥斗逃げたな? まぁそりゃそうか。そりゃあいろいろ教えたことに関しては都合が悪いよなぁ」

「ちょっと、今小説だったら「冗談はさておき」とか地の文あって本題に入る流れでしたよ。もうガルムさんがツッコむターンは終わりましたよ」

「知らんわ! って、前もこのツッコみしたわ!」

『最初は左の部屋だ。そこにいるスターラビットを倒しまくったら、そいつの特異種が出る。まずはそいつを倒すところからだ』

「えっ俺ホリーにも無視されるレベルなの?」

「それじゃ、まずはそこに行こうか」

「ちょっあのスーザさん? 君も無視しないでもらえます?」


 そうして11人は周りの視線を集めつつも、左の部屋に向かった。


「いやもう慣れてきたけど、ひどくねぇ……?」

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▽▽▽1年振りの完全新作の長編ラブコメです!!! 面白いよ!!!!▽▽▽
同じ高校に通うことになったネッ友2人は、絶世の美少女でした〜高校で堂々と迫ってくるんだけど、周囲の目がヤバいのでやめてくれませんか!?〜
▽▽▽異世界ファンタジーの短編です! めっちゃ面白いです!!▽▽▽
パーティー全員クセ強なろう系主人公でも、ちゃんと冒険は成立するのか
+注意+

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