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【3章完結】自宅が最難関ダンジョンの隠し部屋になった件〜隠し部屋で最低限学んだスキルは、どうやら地上では強すぎるらしい〜  作者: もかの
第2章.万物を焼き尽くす翼

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第88話.ニーナとご対面

「あー……そんなことしちゃったら、そりゃ目立っちゃうって……」

「いえ、紬を守れたのでなんの問題もないです」

「お、おう。そうか……」


 ニーナは屋上から見下ろしながら呟く。


 スーザはファストに入る前、攻略が終わったら大体昼頃になるだろうと予想し、事前にニーナに声をかけておいたそうだ。そして、屋上で、待っていてくれた、というわけである。


 ニーナは、屋上のフェンスに肩ひじをついて、下の様子を眺めていた。ベレー帽の下から流れるショートに整えられたさらさらの黒髪が風に遊ばれる。


 少し小柄なニーナにとっては大きすぎる薄茶色のパーカーと、それのせいでほとんど見えないショートパンツという服装だった。


「それで、ファストはどうだったんだ?」


 ニーナはそう言いながら4人の方へ顔を向ける。美しくもありつつ、どこかかっこいい雰囲気も感じさせるその美しい顔立ちは、テレビや写真越しで見るよりも遥かに綺麗だ。


 ニーナ自身もそれをよく理解しているのか、全体的にボーイッシュなコーデで揃えている。


「えっとね、ニーナさんの予想通り隠し部屋、ってわけではなかったけど、似たようなのがあったよ」

「ふふん。やっぱりぼくの予想は当たってたんだね」

「開放条件が思った以上に難しかったですけど、ちゃんと隠しダンジョンってのがありましたよ」

「ふむふむ。ちなみにその解放条件ってのは?」

「各階層で特異種──あ、大体Bランクくらいだと思うよ──を3体以上倒した後にファストを攻略する、だったと思うよ」

「まぁこれは初心者が誤って条件達成しないため、な気がしますけどね」

「なーるほどなぁ」


 ニーナは終始ニヤニヤしながら話を聞いている。情報を発信する側の人間として、やはり新情報というのには心が踊るのだろう。


 その後、紬とガルムがマルバツゲームをしているのを背景に、スーザと遥斗は情報を伝える。


「──といった感じですね」

「……うむ。実に興味深かったよ。ありがとな」

「元はと言えば、ニーナさんが掴んだ情報なんだから気にしなくていいって。あ、でも、恩恵のことは多分大ニュースになるだろうから、もう少し他のダンジョンを確かめてからにしてほしいな」

「おまかせあれっ! このニーナ、初心者用の情報はどんどん言っちゃうけど、上級者用の情報は自分のために使うからね!」

「あはは。頼もしいのやら、って感じですね」


 ニーナは、今回の情報をちゃんと伝えてくれたお礼として、今後何か新しい情報が分かったら提供すると言ってくれた。遥斗はニーナと連絡先を交換し、この日はお開きとなった。

質問です!

休日は投稿時間早めて欲しい!とかってありますか?

あってもなくても感想で教えてくれたら幸いです!

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