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【3章完結】自宅が最難関ダンジョンの隠し部屋になった件〜隠し部屋で最低限学んだスキルは、どうやら地上では強すぎるらしい〜  作者: もかの
第2章.万物を焼き尽くす翼

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第87話.公の場にて

紬へのナンパは私も許さんが??

よければ、ブクマ・評価よろしくお願いします!

 ファスト前に戻ってくると、朝ダンジョンに入った時とは比べ物にならないほどの人が集まっていた。


 ダンジョンを出たことで圏外ではなくなったスマホを確認してみると、どうやらちょうどお昼時だったようだ。要は人が集まる時間帯である。


 大量の人の中に、突如としてアフロ黒サングラスの男3人と黒フードの中二病チックな女性が現れる。ざわめきが起こらないわけがない。


「え、誰だあいつら」「ヤバい集団じゃない?」「ファスト行ってたってこたぁ、初心者だろ?」「あれじゃない? 初心者ってことがバレたくないから、顔を隠してる的な……」「──こっちだよ」「あーそれっぽいな」「ってか、あの黒フードの子、可愛くね?」「……目元は見えないけど確かに……」「ちょっと声かけてみようかな」


(──あ"? 紬にナンパか? 俺の目の前でよくも言ってやがるな、ブチ殺……)


「……ちょっと遥斗くん? なんか殺意が見える気がするけどいいかい?」

「す……はい? どうしました?」


 遥斗は野次馬が紬に対して言っていたことに急激に殺意が芽生えてきたが、グッとこらえる。こらえきれてない気がするのは気の所為だろう。


 そして、小声で話しかけてきたスーザの声に応じる。


「あんまりあからさまに顔を動かしたら怪しまれるかもだから、視線だけ動かしてね?」

「よくわかりませんが了解っす」

「右前の3階建てのビルの屋上を見て」


 そう言われ、サングラス越しに視線を右上に向ける。すると、女性が周りにバレないよう小さく手を振っているのが見えた。


「あそこまで転移してくれないかい?」

「なにか伝手(つて)ですか? 距離的には届きますけど、目立つんでやです」

「アフロ状態でもダメなの?! でも、今しなきゃほら。さっき紬ちゃんのこと話してた人たちが近づい──」

「特殊スキル・短距離転移(ショート・テレポート)


 4人は屋上へ転移した。


「んえ?!」「あれ、あいつらどこ行った?!」「なんだあれ……新種の特殊スキルか?!」「足が早くなるヤツ以来の地上で実用性が高いヤツなんじゃね?!」


 ──後日、冒険者間でしばらく話題になり続けたのは言うまでもない。

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