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【3章完結】自宅が最難関ダンジョンの隠し部屋になった件〜隠し部屋で最低限学んだスキルは、どうやら地上では強すぎるらしい〜  作者: もかの
第2章.万物を焼き尽くす翼

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第71話.スライム・邪

「まずはやっぱ」


 遥斗は手を前に出し、魔力を集める。とりあえずは通常スライムと同じ凝縮度。攻撃してくる様子はなく、そのまま放つ。


 スライムは一切守る動作を見せず、直撃する。そして、無傷。


「……ほう。今の俺だったら、Cランクまでは通用するはずだったんだがな……。あいつはCランク以上なのか?」


 しかし、それを気にした様子はなく、スライムはただ遥斗を見つめるだけ。とてもじゃないが、Cランク以上の魔物には見えない。


「攻撃してこないのは好都合。次は魔法を試してみるか」


 続いて遥斗は、レイジ攻略の際などに使用した使い勝手のいい中級魔法、突風(ブラスト)を使用する。


 遥斗の突風(ブラスト)はCランクには余裕で通用するし、Bランクも先程までのように直撃すればいいダメージが入る。本来、Bランク以上の魔物に当たることがあまりないのだが。


 突風(ブラスト)はスライムに直撃する。その衝撃で姿が見えなくなるが、魔法を使用した際に見られる特有の魔素の揺らぎは感じられなかったため、魔法で防いではいないだろう。


 数秒して、スライムの姿が目に捉えられるようになる。


「……マジィ……?」


 無傷だった。


 耐久が高いAランクの魔物でも、遥斗の技術ならかすり傷程度は入るはずだ。それすらないとなるとそれ以上か、それとも──。


「魔法耐性が限りなく高い……?」


 幸いなことに、まだ攻撃するようすはないので、物理攻撃を試してみることに。剣を使っては過剰火力になる可能性があるので、地面魔法を使い岩を作る。


「初級魔法・岩石弾(ストーンバレッド)!」


 まずは初級から。しかし、無傷。


「まぁ、あの技も効かないんだし、そもそも初級じゃダメージ入んねえか。んじゃ、次。中級魔法・小隕石(スモールメテオ)!」


 スライムの上空に3×3mほどの岩を作り、それをかなりの速さで落とす。すると、スライムが自身の上空に防護結界をはる。


「ビンゴ」


 このスライムは魔法耐性だけを見ると、おそらく世界有数のSランクの魔物に匹敵する。が、物理耐性はせいぜいBランクと言ったところ。総合的に、スライム・邪はAランクの魔物と考えていいだろう。


「……ちょっと質問いいすか?」


『なんでしょう?』


「ここ、強化版ファストってことはもしかして3階層まである?」


『もちろんです』


「……あざす」


(ボスでもなんでもない魔物がAランクなのに、これが1階層すか……。むずくね……?)


 この先のことを考えるとストラ振りの絶望が待っていそうなので、今はこのスライムだけに集中する。


「残念ながら俺は剣士なんでね。メインは物理攻撃なんだよッ! 亜空間収納(ディ・ボックス)開門(オーブン)!」


 遥斗は亜空間収納(ディ・ボックス)からメインウェポンの剣を取り出そうとする。が、黒い渦が一向にでてこない。


「……ん?」


 困惑していると、あの声が頭に響く。


『あ、ここでは特殊スキルの使用ができませんので、ご注意を』


「先に言えや!!!」


 地面魔法は中級までしか使えないので、遥斗は早々にダンジョンから抜け出した。

まだ5時になってないってことは、実質4時なんじゃないですか?


ごめんなさあああああああああい!!!!!!!!!!

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