第48話.真のストラ 1
ストラ攻略開始から2時間半。
通常、ジェネラル、キングの3種を複数体倒すことで現れた特異種。スーザによると限りなくAに近いBランクくらいの強さだったようだ。
その奴を討伐──選別を突破した6人は、真のストラとやらへの挑戦権を獲得した。
「真のストラってことはすぐにボスと戦闘、ってわけじゃないんですね」
「この声の主とは話せねえのか? おーい! 真のストラって何なのか教えてくんねえのー?」
「いやいや、どこにいるかも分からない声と会話なんてできないっしょ」
『真のストラはタワー型のダンジョンに近いものになります。挑戦を選ばれますと別の場所に飛ばし、フロアボスを3フロア分討伐していただくとストラのボスに挑めます』
「教えてくれるんですね……」
どういう仕組みかは分からないが、真のストラについていろいろと教えてもらえた。
「やっぱ、フロアボスも強いのかなぁ。このフィールドの時点でAランク出てるんだし、3体目のフロアボスとかSランクいっちゃったりするのかな」
「フロアボスの時点で勝てなかったり……」
『いえ、1つ目がキング1体。2つ目が2体。3つ目が3体を同時に相手にしてもらうものですね』
「思ったよりも簡単だった?!」
「いや、Aランク3体同時に相手って結構きついですよ……」
「俺が足止めして、ミュウと遥斗と妹ちゃんで上級魔法唱えたら終わりだろ?」
ガルムの言い分に納得してしまった遥斗は黙り込む。1パーティーに上級魔法使いが3人もいることなどほとんどないからこその戦い方だった。足止めスキルがあることも加え、6人にとってファイトブルはかなり相性がいい敵なのだ。
スーザが6人を代表して挑戦すると言うと、ダンジョンに入るときのような光に包まれる。
その後別ダンジョンに到着し、特に苦戦することもなく3箇所のフロアボスを討伐する。
いよいよ、主要ダンジョンが1つ──ストラのボスとのご対面である。




