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【3章完結】自宅が最難関ダンジョンの隠し部屋になった件〜隠し部屋で最低限学んだスキルは、どうやら地上では強すぎるらしい〜  作者: もかの
第1章.空をも切り裂く角

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第43話.ストラ 2

「「「「「「お、おぉ……」」」」」」


 光が収まると、とてつもなく広い平原にいた。話には聞いていたが6人とも思わずその広さに声をもらす。


 地平線も余裕で見え、セーフエリアを示す薄い緑の結界も少し遠くに見える。おそらく300mを超えているだろう。


 そして噂に聞いていた通り、ファイトブルがまばらに存在していた。パッと見たところ、ファイトブル以外は見当たらない。だがその数も密度もそこまで高くなく、300mおきに1匹程度だった。しかし、素早さ値の高いファイトブルとの戦いは場を広く使いながら戦わないといけないため、どこのだれかは知らないがそのあたりも考えて作られたのだろう。


 その証拠に、1番近くで戦っているパーティーも前衛がファイトブルの注意を引きつつ、100mほど離れた位置にいる魔法使いが攻撃するという陣形をとっていた。


「僕らはキングを倒さないといけないから奥の方に向かうけど、遥斗くんたちはどうする?」

「俺たちはこのあたりで適当にファイトブルとかジェネラルとか倒しときますんで、気にせず行っていいですよ」

「ジェネラルもBランクなんだけど……?」

「とてもFランクのセリフとは思えないんだよなぁ」

「でしたらこれを渡しておきますね」


 そう言ってリアが遥斗たちに渡したのは兄妹が毎日首にかけているのによく似た結晶(クリスタル)だった。


「これは思念会話結晶テレパシー・クリスタル、通称テレクリと言われているもので、別のパーティーとダンジョンに潜るときは特に必需品とされているものです。1つで最大5分までしか話せず消耗品なので、高ランクパーティーが集まった時くらいにしか使われませんのであまり知られてないですけどね」


 要は戦うかの声が聞こえてきたら伝え合おうぜ、ということだ。


 説明も終わり、別行動を始める直前にガルムが2人に伝える。


「ちなみにテレクリ、1個5万するからな。んじゃ、また後でな!」


 そう言って前を向き、4人で走り出す。


「え、これ1個で5万?」

「ガルムさん……最悪のことを言い残しやがって……」


 しかし、今更愚痴を言っても仕方ないので、遥斗たちもセーフエリアを後にする。

少し切りが悪いですが、今日はここまでです。


土日は6話ごと公開するので、お楽しみに!

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