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【3章完結】自宅が最難関ダンジョンの隠し部屋になった件〜隠し部屋で最低限学んだスキルは、どうやら地上では強すぎるらしい〜  作者: もかの
第1章.空をも切り裂く角

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第41話.共同戦線

 レイジが攻略されたという話は当事者である遥斗も知るくらいに話題になった。だが、遥斗もガルムも一切名乗ってないため、【攻略した謎の冒険者は一体?!】的な感じで話題になっている。


 人目を気にする必要がないことを知った兄妹は、その次の日から3日間オーストラリアの観光をした。


 (あらかじ)め目をつけていたお店や観光スポットをまわったり、紬が見つけた美味しいお店に行ったりと満喫することができた。


 そして今日。いよいよ強靭な刃(タフ・ブレイド)によるストラ攻略開始日だ。


 2人は邪魔にならないように、強靭な刃(タフ・ブレイド)が潜って少ししてから行く予定だった。


 しかし。


「……なんでメンバー総出でいるんですか」


 宿泊している部屋のチャイムが鳴り、遥斗が扉を開けるとなぜか4人が待ち構えていた。


「いやだって、お前らもストラ行くんだろ?」

「まぁそうですけど」

「それにめちゃくちゃ強かったじゃん? なら俺らと一緒に来てくんねーかな、と」

「ガルムっちから聞いたよ〜。はるくん、剣士なのに上級魔法まで使えるんだってね? それも1週間しか練習してないとか」


 はるくん、と人生初のあだ名をつけたミュウはガルムの言葉に付け加える。


「遥斗くんの妹さんの紬ちゃん、だったっけ? 君が本職の魔法使いなんでしょ? だったら遥斗くんよりは魔法の練習してると思うから、ミュウと同レベルかもしれない。それだけ実力があるなら僕たちについてきても、逆に僕たちの危険性が減るくらいだと思うんだよね。もちろん、その逆も然りだよ」


 強靭な刃(タフ・ブレイド)のリーダー、Sランクのスーザもそう言ってくる。


 しかし、遥斗にはまだ特大の爆弾がある。


「ですが、俺たち2人ともFランクですからね?」

「あぁ、それなんですけどね。私たちはお二人のランクは無視する方針になったので、気にしなくて大丈夫ですよ」


 その爆弾を投下するも爆発することはなく、今度は遥斗の否定材料が消えてしまう。


(ストラには力試しに来ただけなんだけどなぁ……)


 そう、遥斗にはついていくことになったときに懸念点があった。もしボス部屋まで行ったら一緒に戦わないといけないのか、ということだ。さすがにまだ力不足だと考えているからだ。


 しかし、心を読んだかのようにスーザが続ける。


「もちろん、2人が厳しいと思ったらいつでも撤退していいからね」

「ならいいでしょう」


 その条件をつけられると、遥斗たちはできるところまで安全に戦うことができる。最大の懸念も払拭されたので、遥斗は即答した。


 ということで、ついに強靭な刃(タフ・ブレイド)とハイドによる主要ダンジョンの1つ、ストラへの挑戦が幕を開ける。

今日は切りが良いので1話です

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