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【3章完結】自宅が最難関ダンジョンの隠し部屋になった件〜隠し部屋で最低限学んだスキルは、どうやら地上では強すぎるらしい〜  作者: もかの
第1章.空をも切り裂く角

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第27話.レベル

「んじゃ、また来てくれるのを待ってるぜ!」

「はい」


 魔宝石がないとなるとここですることはもうなく、クエストを受けてないので報酬と冒険者ランクの経験値も受け取れないので、2人は昨晩と同じ宿に向かった。


 しかし、2人には1つの楽しみがあった。


「レベル、上がってるかな〜!」

「初レベルアップが楽しみすぎる!」


 そう、初魔物討伐だ。


 隠し部屋にいた頃は模擬ダンジョンでしかできなかったので、今回が初討伐となる。魔力が上がらなければせっかく覚えた魔法も使えない。ただ、剣術スキルは魔力が関係しないので、遥斗は存分に力を発揮できる。遥斗が楽しみにしているのは素早さと筋力だ。


 今日泊まる分のお金を受付の人に渡し、すぐに部屋に入る。


「魔物の強さ的にも、スライム、オーク、ゴブリンの順番で経験値も多くなるだろうから、レベルは大体同じくらいなのかな?」

「そーだねー。ゴブリンの数も結構いたし、わたしにボス3体分の経験値があるとはいえ、ほとんど一緒でしょ!」


 2人は楽な姿勢で座り、同時に言う。


「「ステータスオープン!」」




 名前   :佐藤遥斗

 レベル  :10

 職業   :未選択

 スキル  :なし

 特殊スキル:なし

 魔法   :なし

 技術   :なし

 恩恵   :なし

 称号   :なし




 名前   :佐藤紬

 レベル  :11

 職業   :未選択

 スキル  :なし

 特殊スキル:なし

 魔法   :なし

 技術   :なし

 恩恵   :なし

 称号   :なし




「「おぉ!」」


 さすがにボスの経験値は多かったようで、紬のほうが1高かった。


「高くね?」

「それ! あのくらいだったらよくて7かなと思ったけど……」

「あ、もしかしてあれじゃないか? ほら、ダンジョン攻略ボーナス、的な」


 その通りだった。攻略に成功すると、そのダンジョンの難易度に応じた経験値が追加でもらえるのである。


「えーっと、レベルのところをタップすればいいんだよね」


 紬は魔力などの詳しい数値を見るために、レベルをタップする。すると詳細が出てくる。


「おっ! 見て見て! 魔力量すっごい上がってる! これなら中級魔法も10回程度なら魔力切れしないよ!」

「へぇ。やっぱすごいな。あの称号は」


 そう、今の2人が持っている称号は”世界初”系統以外にあと2つある。その内の1つが今回活躍したこれ──”アストラル隠し部屋に踏み入りし者”だ。


 その効果は絶大にして唯一無二。ステータス上昇を大幅にアップさせる、だ。


「おっ、俺もだ。素早さと筋力、それにスタミナまで上がってるぞ。やっぱ、この上昇は職業に左右されるっぽいな」


 2人は職業までも秘匿(アトラ)で隠している。職業など、隠し部屋生活2日目には既に確定させていたのだ。


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▽▽▽異世界ファンタジーの短編です! めっちゃ面白いです!!▽▽▽
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