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【3章完結】自宅が最難関ダンジョンの隠し部屋になった件〜隠し部屋で最低限学んだスキルは、どうやら地上では強すぎるらしい〜  作者: もかの
第1章.空をも切り裂く角

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第25話.ファスト 4

 ファスト最下層──。


 今目に見えている状況と今までの傾向から、この階層はゴブリンのようだ。


 ゴブリンは、オークと同じようなステータスにも関わらず、集団意識があることで難易度が変わる。数体がかりで襲ってくるとオークジェネラルと同じくらいの脅威になる。


 2人の目の前にも5体のゴブリンがいる。


 と、ここで初めてずっと闘ってきた紬が顔をしかめる。遥斗もその理由がすぐにわかった。


「んじゃ、こっからはチェンジするか」


 遥斗が紬の前に立つ。


「うん……私にはまだ──」


 そこまで言ったところで、ゴブリンが空気を読まずに襲いかかってくる。その行動に遥斗は構えは取らずに、右手を広げ、ゴブリンたちの方に向ける。凄まじい行相で迫ってくるゴブリンに、遥斗は笑みを浮かべる。


 ──すると、遥斗の5本指全てに魔素が集まってくる。そして、放たれる。


 全て命中し、5体のゴブリンが消滅した。


「──私にはまだ、3本指までしか制御できないよ」


 頭の柔軟性はほとんど同じだが、2人はその方向性が違った。

 遥斗は、特定の魔法しか覚えられないかわりに、極めるのが得意だった。

 それにかわり紬は、幅広い魔法を上達させるのが得意だった。


 しかし、この技は頭の柔軟性にはほとんど左右されない。これの成長度の違い──それは、イメージ力だ。


 柔軟性=イメージ力と考える人も多いだろう。しかし、実際には柔軟性≒イメージ力だ。ほとんど等しいだけであって、全ては結びつかない。


 遥斗は紬とは段違いのイメージ力だった。逆に言えば、紬はその兄との差を柔軟性で補っているということだ。故に、方向性の違いが生じた。


「少しでも時間短縮のためにシフトチェンジだ」


 そしてゴブリンも瞬殺されていき、すぐにボス部屋にたどり着く。


「さぁて、っと。ここのボスは……おっ、ゴブリンジェネラルか」

「へぇ! やっぱり、ラスボスだからちょっと強いんだね!」


 Dランク以上でないと厳しいだろう。ボス自体のステータスが全体的に上がっているのはもちろんのことだが、強さの秘訣はそこではない。仲間のゴブリンを召喚することだ。これにより難易度が跳ね上がる。


 そのことを知らない2人にとっては別の問題があった。


「いよいよあのビームも通じなくなったな」


 そう、これ以上の強さの魔物にはあの技が通用しないのだ。


 ──それでも、本気を出すには程遠い魔物である。


「それじゃ、地上初魔法、いっちゃうねっ!」


 そう言って、紬はゴブリンジェネラルに正対する。そして右腕を前に伸ばし、人差し指を前に伸ばす。


 すると、指先に火の玉が出てくる。それが少しずつ大きくなっていき、体長3mを超えるゴブリンジェネラルと同じ以上の大きさになる


「初級魔法・火炎玉(ファイアーボール)!」


 それをそのまま放つ。かなりのスピードで進み、破壊不能であるダンジョンの壁に当たり、霧散する。


 ゴブリンジェネラルの姿は残っていなかった。

なろうで1万PV突破しました!

また、先日カクヨムで75万PVを突破しました!

ありがとうございます!


評価まだしてないヨ! という方がいましたら、是非是非! なろうでも公開するモチベに繋がりますので……。

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▽▽▽1年振りの完全新作の長編ラブコメです!!! 面白いよ!!!!▽▽▽
同じ高校に通うことになったネッ友2人は、絶世の美少女でした〜高校で堂々と迫ってくるんだけど、周囲の目がヤバいのでやめてくれませんか!?〜
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