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【3章完結】自宅が最難関ダンジョンの隠し部屋になった件〜隠し部屋で最低限学んだスキルは、どうやら地上では強すぎるらしい〜  作者: もかの
第1章.空をも切り裂く角

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第21話.一応初見

 ダンジョンに入ると、久しぶりのあの声が聞こえてくる。


『ようこそ、世界7大ダンジョンの一つ、アストラルへ!』


「わっ!?」

「この声、隠し部屋のときだけじゃないんかい」


 遥斗にダンジョンということを知らせてくれた声だった。この声があるから、ここの名前がアストラルとわかったのだろう。


「ここらへんは人も多いし、適当に進むか」

「うん! こうやって見たら、装備とか武器とか持ってる人多いね〜。わたしたちくらいじゃない? 丸腰なの」

「……あぁ、だから視線を感じるわけか」


 7大ダンジョンというだけあって冒険者の数も多いが、それでも丸腰なのはさすがに2人だけだった。


「ま、最低限のことはサラから教わったし、出るとしてもスライムとかなんだろ? 大丈夫だろ」

「まぁね!」


 ということで2人は視線を気にせずに進んでいく。そんなことよりも、初ダンジョンが楽しみで仕方ないのだ。


 ──しかし。


「……お兄ちゃんお兄ちゃん。これ、クエストにあった魔草なんだけど」

「……え? クエスト終了?」


 Fランクが受けれるクエストの魔草などありふれていたため、クエスト完了。


「──……まぁ、これ以上行ったら流石に怪しまれるよな」

「……うーうー」

「明日はもうちょっと人が少ないダンジョン行くか……」


 ダンジョン初挑戦から約5分後。2人は帰宅を始めたのだった。






     ☆






 ダンジョンを出て、2人は達成報酬交換所に向かう。


 ここでは、名前の通りクエストで集めたものとその達成報酬を交換してくれ場所だ。


「──8、9、10! よし、クエスト完了ですね! ハイド、でしたっけ?」


 そう言って、カウンターの方は端末を操作する。と、遥斗の端末が震えた。受注中クエストに通知が届いていた。タップすると、受注中だったクエストが完了に変わり、その欄から消えた。


「ほら、冒険者証明書を確認してみてください」


 そう言われて確認すると、冒険者ランクの経験値に1が入っていた。あと99獲得するとEランクに昇格するようだ。


(な、なげぇ……)


「それではまたのご利用をお待ちしていますね!」


 そうして2人は交換所をあとにした。


 その後、暗くなる前にアスタで宿をとり、今日はそこで夜を過ごすことにした。もちろん、紬の希望でベッドがちゃんとしているところにした。


「えへへ! お兄ちゃん、ありがとっ!」


 一瞬で疲れが吹き飛び、それと同時にもうぎゅーはないんだなと悲しくなる遥斗だった。


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