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【3章完結】自宅が最難関ダンジョンの隠し部屋になった件〜隠し部屋で最低限学んだスキルは、どうやら地上では強すぎるらしい〜  作者: もかの
第1章.空をも切り裂く角

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第20話.初(?)ダンジョン

「うーん、どのクエストがいいんだろうなぁ……」

「って言っても、Fランクで受けれるのってこれくらいじゃない?」


 紬が見せた画面に映っていたのは、魔草収集のクエストだった。


 魔草とは、ダンジョン内に満ちている魔素(マナ)を浴びて変化したただの雑草のことだ。魔素(マナ)はボス部屋に近づくほど濃くなり、当然それを浴びた魔草は高純度のものになる。


 それがなんと、現代の技術を使うと魔素回復薬マナ・ポーションを作れるようだ。回復量は純度に左右される。


「んじゃ、これ受けてちょっとだけ潜るか」

「ん! こんなに人が多かったら結構手加減したほうがよさそうだもんね! わたしは早くお布団で眠りたい……」


 ということで、兄妹、ダンジョン攻略初挑戦。


 適当なクエストをタップすると、受注するかしないかとパーティーで受注するかしないかの選択肢が表示される。


 パーティーでの受注はリーダー──この場合はハイドを作った遥斗──のみが行えて、受注するとパーティーメンバー全員に共有される。


 人数により、ランクを上げるための経験値が分割されるわけではなく、パーティーで分割されるのはクエストクリア報酬だけだそう。


 パーティーに入ることへのデメリットはあまり多くないらしい。


 遥斗はパーティーで受けるを選択する。これだけで完了らしく、アプリのホーム画面に受注中クエスト(P(パーティー))というタブが新たに表示された。


「よし、早速ゴー!」

「ゴー!」




     ☆




 アストラル前。


 他の冒険者を見るに、入り口前にいる人に冒険者証明書を見せるらしい。


 遥斗たちも同じように見せる。と。


「ん? もしかして初ダンジョンか?」


 他の冒険者みたいにスムーズに行けなかった。


「そうですそうです」

「ならこれを渡しておかねば」


 そう言って渡されたのは、完成していない地図だった。


「えっと……これは?」

「今現在で分かっているここアストラルの内部地図だ。つってもまだ全然分かってないんだがな。ま、それはいいんだよ。この地図のな……このあたり、このあたりまでが初心者でいける限界の場所だ。ここまではスライムしか出ねえんだが、こっから奥はゴブリンとかのEランクの魔物が出てくるから、くれぐれも気をつけろよ。このダンジョンは他よりむずいからよ、冒険者ランク上げたいなら別の場所紹介してやるよ!」


 なんとも親切に説明してくれる。


「分かりました。ありがとうございます! 今日は少しだけ見てみる感じなので、言われたことに気をつけて潜ってみます!」

「おう! 気をつけて行って来い!」


 とても感じのいい方だった。


 そして2人はダンジョンに入っていく。


「いい人だったな」

「ね! ゴブリンくらいで注意喚起してくれるなんて優しい人だよね〜! ゴブリンとか魔法使えるようになった初日ですら倒せた魔物なのにね!」

入り口にたっていた人が2人が初心者と気づけたのは証明書の仕様によるものです。


冒険者ランク:F(0/100)


のように、最低ランクで経験値も0だったから聞いた、と言う感じです。

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▽▽▽1年振りの完全新作の長編ラブコメです!!! 面白いよ!!!!▽▽▽
同じ高校に通うことになったネッ友2人は、絶世の美少女でした〜高校で堂々と迫ってくるんだけど、周囲の目がヤバいのでやめてくれませんか!?〜
▽▽▽異世界ファンタジーの短編です! めっちゃ面白いです!!▽▽▽
パーティー全員クセ強なろう系主人公でも、ちゃんと冒険は成立するのか
+注意+

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