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【3章完結】自宅が最難関ダンジョンの隠し部屋になった件〜隠し部屋で最低限学んだスキルは、どうやら地上では強すぎるらしい〜  作者: もかの
第1章.空をも切り裂く角

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第19話.ハイド

 冒険者証明書をタップすると、本名の入力欄がでてくる。


 これだけなのか、と思いつつ遥斗は入力していく。


 入力し、下にある次へをタップすると、パーティーの作成の有無を問われる。


「紬。パーティーはどうする?」

「解散とかは自由みたいだし、パーティーでしか受けられないクエストもあるから、一応組んでおこうよ!」

「ま、それもそうだな」


 遥斗は作成をタップする。しかし、誰とパーティーを組むかなどは聞かれず、NOW LOADINGが出てくる。


「これ、多分あとでパーティー設定するやつだから、紬はスキップの方を押しててくれ」

「はーい!」


 数十秒待つと、完了のチェックマークが付き、そのまま撮影画面に飛ばされる。2人が驚いていると、説明が添えられていることに気づく。


【続いてステータスを読み込みます。「ステータスオープン」と言うと、あなたのステータスが開けます。それを撮影してください。もし他人に見られたくないという方がいましたら、十分に注意して開いて下さい。クローズと言うと閉じられます】


「いやこの世界に対応するの早すぎるだろ」

「だね〜……」


 そう言いつつ、2人は「ステータスオープン!」と言う。




 名前   :佐藤遥斗

 レベル  :1

 職業   :未選択

 スキル  :なし

 特殊スキル:なし

 魔法   :なし

 技術   :なし

 恩恵   :なし

 称号   :なし




 名前   :佐藤紬

 レベル  :1

 職業   :未選択

 スキル  :なし

 特殊スキル:なし

 魔法   :なし

 技術   :なし

 恩恵   :なし

 称号   :なし




 もちろん、初期値だった。


「まさか、本当に大衆の中でステータスを開くことがあるとはな」

「ね! いや〜、出てきたあともサラちゃんに助けられたね!」


 2人が隠し部屋で特訓していた最中、サラが言ってきたことがあった。


『もしかしたら今後人の前でステータスを公開する必要があるかもしれません。そうなった場合、お二人は完全にアウトなので、この特殊スキルを覚えてたほうがいいかもですね!』


 そう言ってサラが教えてくれた特殊スキルは、秘匿(アトラ)というものだった。


 これは完全ステータス専用スキルだ。これを使って隠せるのはステータスの情報のみ。さらには、隠せる量が魔法スキルのレベルによって変わるため、今の段階ではほとんど重要視されていないスキルなのだ。


 2人はこの状態のステータスを撮影する。もう一度ロードが入り、それが終わると冒険者証明書が完成した。


 完成した冒険者証明書を開いてみると、新たに冒険者ランクFという情報が表示されていた。


 さらに、冒険者証明書とクエスト受注だけだったタブが、追加でパーティーという欄と冒険者ランキングが入っていた。


 試しに冒険者ランクを開くと、日本と世界で分けられていた。しかし、世界ランキングで見ても、1位がまだDランクなのを見るに、この制度ができてまだ間もないのだろう。


 続いて、パーティーという欄をタップすると、初めてなので設定画面に飛ばされる。


 と言ってもパーティー名を設定するだけで諸々できるらしく、始めに設定するのはパーティー名だけだった。


「パーティー名か……何か案あるか?」

「うーん……隠し部屋から出てきたし、ハイド、とかは?」

「うん、それでいくか!」

「お兄ちゃん、絶対何も思いつかなかったでしょ……」


 ということで、サクッと入力を済ませ、パーティーの設定を終わらせる。


 すると、パーティーにもランクが与えられ、もちろんFスタートだった。


「あっ! お兄ちゃん! こっちからパーティー申請送れるみたいだよ! ほい!」


 紬が申請を送ると、パーティーメンバーという場所に1件の通知が届く。もちろん紬からの申請だったので、即座に許可をタップする。


「よし! 設定するのはこれくらいらしいし、ちょっとだけダンジョン潜ってみるか!」

「うん!」

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▽▽▽1年振りの完全新作の長編ラブコメです!!! 面白いよ!!!!▽▽▽
同じ高校に通うことになったネッ友2人は、絶世の美少女でした〜高校で堂々と迫ってくるんだけど、周囲の目がヤバいのでやめてくれませんか!?〜
▽▽▽異世界ファンタジーの短編です! めっちゃ面白いです!!▽▽▽
パーティー全員クセ強なろう系主人公でも、ちゃんと冒険は成立するのか
+注意+

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