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【3章完結】自宅が最難関ダンジョンの隠し部屋になった件〜隠し部屋で最低限学んだスキルは、どうやら地上では強すぎるらしい〜  作者: もかの
プロローグ

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第13話.適性

 ──ついに今日から遥斗たちは地上に出る。


 遥斗は地上に出る前に隠し部屋での新感覚の出来事を思い出す。




*:.。..。.:+・゜・*:.。..。.:+・゜・*:.。..。.:+・゜・*:.。..。.:+・゜・*:.。..。.:+・゜・*:.。..。.:+・゜・




「では、今日から地上で冒険者という職業ができるまで、ここ隠し部屋で特訓を始めますよ!」

「ちょっと質問いいか?」

「はい? どうかしましたか?」

「地上で変化があったかって、いちいち俺たちが調べに行かないといけないのか?」

「いえ! 先程お二人が街に行かれた際に、遥斗さんを通して観察者(サーチャー)というスキルを使ったので、しばらくはここから外の様子が分かりますよ!」

「サラちゃん強すぎ!」


 さすがは最難関ダンジョンにいるサラ。自分がダンジョン内にいれさえすれば、本当になんでもできる。


「それでは特訓を……あ! その前にあれをしておかないと!」


 そう言って、サラは例の装備庫に行き、水晶玉を取ってくる。


「これは魔力にまつわることを測定できる水晶玉です!」

「あっ、それアニメによくあるやつだ! どこのアニメでも名前が絶対にないあの水晶玉!」

「使い方は簡単! 手をのせるだけです! 今回は最適性属性を確かめます! では遥斗さんから。ここに手を置いてみて下さい!」


 言われるがままに、手を置く。と、水晶玉が緑色に光り始める。いや、とてつもないほどの光で輝き始める。


「す、すごいですね……。風属性にありえないほど適性していますよ! このレベルはなかなか出てこないと思いますよ! もう手を離していただいて大丈夫です! では次に紬さん!」


 紬はキラキラした眼差しを水晶玉に向けながら向かう。


「じゃっ、わたしも置くね〜! そ〜のっ! とんっ!」


 すると、水晶玉は赤と青の2色に少し強く光り始めた。


「お、おぉ! 遥斗さんほどの光はないとはいえかなり高い適性ですよ! って、え? 2色ですか!? 火属性と水属性の2種類が比較的高い適性……。これは特訓しがいがありますね!」


 サラは特訓しがいがある、と口では言っているが、それよりも驚きが強すぎた。


 たいていの人類は1属性だけ少し適性があり、他は通常レベルという情報をサラは持っていた。が、目の前の2人は、異様に高すぎる適性持ちと高水準の2色適性ときた。驚くなという方が無理な話である。


 さらに、魔法の成長速度は適正(適性)に左右される。


 つまり、サラがここから導き出した答えは。


「お二人とも! 魔法の特訓、今日から始めますよ!」

「え、今日からもうできるの?! いえ〜いっ!」

「あれ、俺、剣……」

「遥斗さん。あとあと剣術にも関係してきますので……」

「まぁ、魔法も楽しそうだし全然いいんだけれども」

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