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【3章完結】自宅が最難関ダンジョンの隠し部屋になった件〜隠し部屋で最低限学んだスキルは、どうやら地上では強すぎるらしい〜  作者: もかの
第2章.万物を焼き尽くす翼

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第104話.アナスターシャ 6

「い、いやいや……なんで全員で挑めるんですか……」

『俺もなんでかは知らねえけど、ブライトの1人が体調を崩していたときに、別のAランクの冒険者借りたことがあるんだがな』

「そのときになんかできちゃった、と……」

『そーいうこった』


 プリンの扉の前には、他とは違う灰色の魔法陣がある。この状態では、この魔法陣は起動しないらしい。


 が、11人が近づくと、息を吹き返したように周りで風を吹き上げながら、鮮やかな水色に輝きはじめる。アリステラとデクシアの攻略が条件というのはこのことだった。


 ある程度時間が経つと、一際強く輝いた後に風と光が落ち着く。


 そして、先頭を歩いていたホリーの前に、2つの部屋と同じようにステータスボードのような透明な光の板が現れる。


【9人でプリンに挑まれますか? YES or NO】


『おっと……遥斗と紬、だっけ? もうちょっと俺らの近くに来てくれ』

「あ、すいません」

「へぇ……自動で人数を数えてくれるんだね」

『おそらく魔力を測定してるんだとは思うが、詳しいことはさっぱりだ』


 そんな言葉を交わしつつ、兄妹は皆のもとに近づく。すると、透明な光の板が一瞬閉じたかと思うと、またすぐに現れる。


【10人でプリンに挑まれますか? YES or NO】


『……ん? 10人?』


 ホリーは周りを見渡し、丁寧に人数を数えるが、やはり11人いる。


 では何故か。答えは簡単である。


「やっぱりですね」

「やっぱり、というと?」

「はーい! お兄ちゃんから頼まれて、魔力漏れないようにしてみたけど、多分私が原因じゃないかなっ!」


 紬はそう言って、魔力の抑制を解除する。すると、光の板が先程のように動き、


【11人でプリンに挑まれますか? YES or NO】


 今回はちゃんと正常な数値が刻まれていた。


「ということで、ホリーさんの予想通り魔力が関係しているようですね」

『あれ……魔力の漏れを完全に消すのって、こんな簡単にできたっけ……?』

「あたしは一応できるけど……ツムツムほどはやく消すのは到底無理かなぁ……」

「ちなみに俺も消すことはできますが、時間かけてゆっくりとしないと無理ですね」

「おい遥斗、お前は剣士だろ……」

「魔力と気配を完全に消すのは剣士にとっていいことですよ?」

「そうなんだけど、そうじゃなくてだなぁ……」


『……なぁスーザ』

「ん? どうかした?」

『この兄妹チートすぎね?』

「あはは、同意でしかないね」

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