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三十一から三十五
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照りつ空 此処に忌有る身 浸かりきり 且つ見る秋に 心映りて
てりつうろ ここにきあるみ つかりき(り かつみるあきに こころうつりて)
※ デリ通路
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依怙の恋 麻薬日々にと 苦難譚 泣く戸に響く 山彦の声
えこのこひ まやくひびにと くなんた(ん なくとにひびく やまびこのこえ)
※ 依怙(え‐こ) 1 一方だけをひいきにすること。不公平。えこひいき。2 頼ること。また、頼りにするもの。3 自分だけの利益。私利。
エゴの媚 麻薬日々にと 苦難譚 泣く戸に響く 山彦の声
えごのこび まやくひびにと くなんた(ん なくとにひびく やまびこのこえ)
33
晴れて谷 戦ぎし命 身も一日 紅葉の一色 余所に裁てれば
はれてたに そよぎしいのち みもひと(ひ もみぢのいしき よそにたてれば)
34
叢摘みも 妻の裸足の(端の刃出しの) 気は張れば(際貼れば) 萩の下葉の まつも見つらむ
むらつみも つまのはだしの きははれ(ば はきのしたはの まつもみつらむ)
35
斑弓は 咲けて魅すかも 魔や化けは 山も霞みて 今朝は見ゆらむ
むらゆみは さけてみすかも まやばけ(は やまもかすみて けさはみゆらむ)




