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幻影道R 第八巻   作者: SAKI
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「シスターズ」その2

 事の発端はとある噂だった。


 それは商業区と未来都市開発区の人達の揉み合い、最初は両方とも穏便に済ませようとしたが未来都市開発区のお偉方が()()()()


 遺体は無惨にバラバラになって発見された、それは殺し屋の所業だと判断した未来都市開発区は真っ先に商業区を疑いいつの間にか魚の尾鰭が付いた状況になりバチバチの関係になってるらしい。


「それで私に判断して欲しいからって二つの区画に行ったらまるで裏切ったら殺すと言うぐらいの態度をされたわ」


 そんな理不尽な、サナエちゃんはそれでイライラしていたのだろうかと思ったがまだ何かありそうだ。


「それで一番の問題は()()()()()の奴等が一度も動かないのよ」


 シスターズ、皆の憧れる騎士団。光星の治安維持や化け物討伐から何でもこなす言わば自警団的存在だ。


 そんな事が起きてるのにシスターズがやってこないのはおかしい、何か理由があるのかな?


「シスターズの人達には言ったの?」


「ちっ、言ったけど人を出払ってるから無理だと門前払いよ」


「えっ、結構沢山いるはずだよ!?毎年何十人も入ってるのに?」


 どういうこと?あのシスターズが日和見になってるなんて。


 私の考えとは裏腹にサナエちゃんは黒い感情を抱いていた。


「それかサボってるんじゃない?」


 サナエちゃんは溜息を漏らしながら足を組む。


「まさか、シスターズがそんな職務怠慢な事する訳―――― 」


「なら聞くけど最近冒険者の依頼が増加傾向になってない?」


「・・・え?」 

 

 確かにそう言えば最近依頼増えたなー程度の認知で受けてるけどノア先輩も少し忙しくて話す時間が減ってるような?


「でも確証は無いんだよね?」


「ええ、こういう時()とか()()()()()を突ける人がいたら即刻告発してやれるんだけど」


 噂や相手の弱点を知ってそうな人?


「私、一人知ってるよ」


「ホントに!?」


 サナエちゃんは驚いた顔で両手でテーブルをバンと雑に置く。


「うん、こういう時はやっぱり・・・」


 私の親友であり飲み仲間であるあの子だよね!私はあの子がいる場所までサナエちゃんを引き連れて真偽を確かめることにした。

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