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幻影道R 第八巻   作者: SAKI
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エミちゃんの超マジヤバの羽ばたいている的な素敵なシャイニングデイズ☆「可愛い服は正義、お洒落も正義!」その7

 小さい頃からアタシは近未来区でお姫様だった。パパは王様でママは王女様、その間に産まれたアタシは不自由無く暮らしていた。


 それでも苦手な事がある、それは臆病者で人前に出るのが凄く苦手でいつか王女を継ぎたいかと提案されたがアタシは拒絶した。


 お姫様だからたまに兵士達やメイド達の大勢の前で挨拶したり礼儀作法の矯正や剣術、座学も毎日毎日嫌になるまでやらされてしかも何処行くのに護衛の兵士引き連れてさ、正直息苦しくてうんざりだった。


 模擬戦でモンスターに殴られて大量出血したその時に臆病が酷くなりその日から引き篭もる人間になってしまった。


 多分、アタシは痛いのも嫌なんだろうなと思い返しながら城にあった日本にっぽんの雑誌を見つけたのが心機一転の合図だった。


 解放感溢れる髪型、髪色、スタイル、着こなし方、喋り方、全てが新鮮で初めてでどんな宝石よりも輝いていて創作欲が湧き上がり過ぎていつの間にか服や武器と防具に装飾品何でも作れるようになった。


 最初は両親に滅茶苦茶否定されたけど亡くなる数週間前にアタシの想いをぶつけて許して貰えた。その時のパパもママは何故か幸せそうだった。


 近未来区から離れて数年、アタシの知らない間に近代化が加速しアタシの知る星界は存在せずプレアデス家の栄光は両親の死により解体され砂に埋もれて消えたってノア先輩から聞いた時は驚いたっけ。


 あんなに嫌だったクセにやっぱり好きだったのかな・・・あは。


 依頼で一体だけだから誰にも相談しないで来たのが悪かった。


 罠に嵌めるまでは良かった、アタシの魔法が想像以上に効いて無くてボコボコにやられちった。


 【ブラックベアー】と呼ばれる漆黒の毛皮を纏うアタシより少し背が高いだけなのに三回引っ叩かれて内臓がズタズタにされた。


 巨悪な爪がアタシの上半身を引き裂き木にぶつかって正直やばい。


 そうまとうー?も見えて来たしいやいよか?


 ブラックベアーが大きく振り被ってアタシの頭を吹き飛ばそうとしたその時、ゆかりんの声が聴こえた。


「こらぁぁぁぁぁぁ!!!!勝手に物語終わらせるな〜!!!」


 ゆかりんの声が聴こえる、モンスターの背後から爆弾が投げ込まれ怯んだ一瞬でアタシの前に立つ。


「エミちゃん!」


 ゆかりんを下から見上げるアングルだからパンツがモロ見えてる。


「ごちそうさま・・・」


「ちょっと!?訳わかんないこと言ってないで生きてよ!?」


 アタシは肉付け良い尻を堪能して意識が飛びそう。


 アタシの茶番に付き合ったせいでゆかりんは襲い掛かるブラックベアーのパンチを避けられずあまりにの威力に大木に激突した。


「ぐっ・・・!!?」 


 三本の大きな爪痕が身体全体を切り裂き両足の太腿が抉れて骨が剥き出しになってる。


 お腹は深く切断され内臓が半分見えてる。


 胸骨は斜めから切断され多分臓器に刺さってる。


 たった一撃で瀕死にさせるなんて強すぎん?


「げほ!!や、やばい・・・!おえええ!!!」


 血が混じった嘔吐を大量に吐き出しても敵はアタシを殺そうとゆっくり歩いてくる。


 鈍重の足音が恐怖に変わり下半身が生温かい。


「た、助けて・・・」


 ゆかりんは激痛に耐えながらアタシの前に立ち守ろうとしてくれてる。


 身体はふらふらでドロドロ血液が水溜りのように流れる。


 武器を構える力なんて無く、よく見ると腕が千切れそうになっている。


 絶対絶対のピンチに何処からか爆弾が投げ込まれた。 

    

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