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幻影道R 第八巻   作者: SAKI
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「元お姫様を仲間にしよう!」その7

「シャルルルゥ!」


 二人の攻撃の隙間を化け物の底力を見た、それは残像が残る程のもので私達全員に風刃が飛んでくる。


「まだ底があんのかよ!」


「ちっ、面倒ね」


 ユイさんはたまにかすりながらも何とかよけている、私達はというと。


「きゃあぁぁ!!」


 初歩的な攻撃すら避けられない、頬や脇、太腿に深く切り刻まれる、背中に何回も切られてボロボロになってしまった。


「シャー!!」


 私達は動きが止まったその瞬間を逃すことなく大技で攻撃する。強烈な突風を巻き起こし直線上に一気に音速を超える風刃を可能な限り衝撃波のように飛ばした。


「きゃあぁぁぁ!!」  


 化け物が放った攻撃は直線上にいたユイさんと私に直撃した、身体を無惨にも切り刻まれてユイさんは顔面から地面に激突して私は木に何度も打ち付けられて攻撃が終わった。


 恐らく何十箇所による切り傷にお腹も完全に切り開いて内蔵が見える直前まで深い、胸骨が臓器に突き刺さり大量の血液が口から吐き出る、両足は太腿を激しく切られて起き上がると落ちてしまいそうだ。


 全身が痙攣して下半身は完全に停止している。右腕は切り落ちて転がっている。多分根性が足りなかったら死んでいただろう。


「この・・・目障りな害虫が!!」


 ユイさんはふらつきながらも立ち上がるも額が完全に切れて左目が血で塞がれている、右腕は拉げて使い物にならなくなっていた。


「シャー!!」


 そして今度こそ殺そうとユイさん目掛け鉤爪を伸ばしたその時は、私達はまだ諦めていなかった。


「腹なくれてやるわ」


 化け物が振り翳す鉤爪をユイさんが腹を突き破られながらもその動きを無理矢理捉えた。


 私達が死ぬまで後数時間、なんとしてでも倒してエミちゃんを連れ帰る目的を果たすんだ。


「ゼーナぢゃん!!ユーゴ君!!今だよ!!」


 私達の惨状にゼーナちゃんは顔面蒼白な所を大声で怒鳴る、ユーゴ君はいつの間にか敵の懐に飛んでいた。


「トリックバスターの射出場所に剣を刺せば!!いっけー!!!」


 落ちた腕を拾いトリックバスターの中に剣を入れて射出し、見事化け物の顔面を潰せた。


「私の嫁をよくも、オメガウインド!!」


 ユイさんは化け物の首を掴み凶刃の嵐の如く放たれた風刃に首を引っこ抜き両手足を切断する。


「一撃必殺!!パイルストライク!!」


 吹き飛んだ身体を無理矢理ユイさんが身体を抱き上げてユーゴ君に技を必ず当てさせた。


 大量に血を浴びたユイさんは最後に蹴り飛ばしてグチャグチャにした身体だけの部位をゼーナちゃんが止めに粉微塵にする。


「風衝:乱!」


 抜刀を一回しただけで全身肉片としたゼーナちゃんを見た後、強襲と奇襲を使いこなす化け物との私達の戦闘は漸く終わったみたいだ。

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